10連休で人生を変える①

今年のゴールデンウイークは、改元をはさんで一般的には10連休ですね。保育園も今日からお休みに入ります。平成から令和に元号が変わると同時に、この長い休みに、「思い切って自分を変えてみたい・・・」と考える人もいるかもしれません。

 

そんな、人生を変えるきっかけをつかんだ人を紹介します。「バク転を跳んで、本物のヒーローになるんだ!」と45歳のおやじの話です。

 

普通の会社員で、普段から運動をしている習慣もなく、体力にも自信がないおやじは、子どもの頃にアクションで悪を倒す正義のヒーローに憧れていました。しかし、多くの少年と同様、夢で終わっていました。

 

しかし、たまたま妻と出かけた地域の祭りで「ローカルヒーロー募集」の貼り紙を見て、思わず足を止めるのです。思い切って応募し、埼玉県和光市のヒーロー「福祉戦隊ワコレンジャー」の一員になります。ここから、会社員とヒーローの二重生活が始まりました。

 

与えられたミッテションは、「障がい者と一緒にヒーローショー楽しむこと」です。和光市では、「挑戦する使命を与えられた人」という意味を込めて、障がい者を「チャレンジド」と呼んでいるそうです。チャレンジドには、観客として楽しんでもらうだけでなく、戦隊のスーツを着て一緒にショーに出てもらうそうです。

 

さて、ヒーローになった45歳のおやじは、初めてのショーでは、全く体が動きません。そこで、バク転を決めて、子どもたちにもっと喜んでもらおうと決心するのです。そして、テレビの中の戦隊ヒーローのようにはいかないものの、45歳のおやじヒーローは、輝いた人生を送っているようです。

 

保育園の体操教室では、小学生の低学年から「バク転教室」を行っています。ホワイトきゃんばすの園児にも、いつかは挑戦させたいですね。

 

実は、近年、バク転教室に通う中高年が急増しているそうです。ある教室では、3割近くが40歳以上とのこと。

 

「昔の憧れや過去に諦めたことにもう一度挑戦したい」

「働き詰めの生活リズムを変えたい」

「昔観た特撮ヒーローや忍者に憧れて・・・」

 

理由は様々ですが、バク転はゴールが明確で、できた時に達成感が大きく、しかもかっこいい。そうした、わかりやすさも人気の理由ですね。

 

10連休で、バク転がクリアできるかどうかはわかりませんが・・・やり残したことを取り戻す大きなチャンスかもしれませんね。