今週は、気温が20度を超える日が続き、屋上遊びでは、子どもたちが走りまわるので、すでに汗びっしょり状態です。(笑)
次々と野草が花開くとともに、虫たちも増えてきました。モンシロチョウ、アゲハチョウを見つけると、網をもって追いかける子どもたちですが、チョウの方が一枚上手で、つかまることはありません。
そんな、屋上の虫の中でも、一番人気が「てんとう虫」です。ナナホシてんとう虫を手のひらにのせて、大満足の子どもたちですが、「せんせい・・・てんとう虫がおしっこをした!」と4歳女の子が言ってきました。
女の子の手には、黄色い汁があります。「みんなのおしっこも黄色いから、てんとう虫も、黄色いおしっこかな?」と子どもたちと一緒に考えます。
実は、この黄色い汁は、おしっこではなく、てんとう虫の血なのです。女の子が、強く握りしめて出血したのではありません。これは、てんとう虫が生きるための行動なのです。
えっ・・・まだピンときませんね?(笑)
てんとう虫の血液の中には、「コシネリン」と呼ばれる成分が含まれていて、臭くて苦い味がするそうです。これは、鳥などの天敵にとっては、「臭くて苦い汁を出す虫」ということになり、この虫を食べても美味しくないということになるのです。
こうして、てんとう虫は、天敵から身を守っているのです。血液は、足の関節などから出しているそうで、危険を感じると血圧を上げて、出血させるとのこと。なんだか、痛い話ですが、出血して命が助かるのと、出血しないで死んでしまうのなら、命が助かる方を選択したというわけです。
どうですか・・・酒の席での雑学として、使ってください。(笑)