骨のはなし

今日は、さいたま市内の小学校、中学校の入学式です。この春、保育園を卒園した7人の子どもたちが、どんな入学式を迎えて、何組で何先生になったか?などなど、楽しみですね。

 

さて、今日は骨の話です。背骨の強さは、正常な人なら600キログラムの荷重にまで耐えられるそうです。「火事場の馬鹿力」も、物理的にはあり得ることですね。これが、骨粗しょう症の人なら、1/3の200キログラムしか耐えられないそうです。

 

また、尻もちをついた時には、自分の体重の6.5倍から9倍の重さがかかるとのこと。つまり、体重50キロの人であれば、少なくとも325キロの圧力が加わることになります。

 

数カ月前に、脚立から後ろ向きに転倒した園長は、450キロ以上の圧力がおしりにかかった計算です。骨が折れずに済んだのは、奇跡かもしれません。(笑)

 

骨は、疲労骨折などを防ぐために、3年から5年をかけて、全身の骨が作り替えられているそうです。骨を強くするには、カルシュウムを十分に取ることや、日光に当たることが必要とされていますが、適度な運動がないと、骨は強くなりません。ウオーキングやジャンプなどの負荷になる運動が、骨量を増やすことにつながります。

 

また、最近の研究では、骨の細胞が出すメッセージが全身に送られ、若返り、記憶力、免疫力、筋力アップなどに大きな影響を与えることがわかってきました。

 

骨は、体を動かすだけでなく、頭の働きや健康をしっかりと支える重要な役割を果たしているというのが、現代医学の常識だそうです。

 

しっかりとした信念を持つ人を「あいつは骨がある」といいますね。これも、骨格がしっかりしているだけでなく、精神力が強いとうことで、的を得ているのです。