ついにこの日がやってきました。寺子屋1番さん、年長園児7名の卒園式です。正装で、ビシッと決まっています。(笑)
子どもたちの新たな門出を笑顔で送り出したいと毎年思っているのですが、「涙」なしでは、いられないのが卒園式ですね。
卒園児入場!・・・ピアノの先生をしている保護者が、今年もピアノの演奏を引き受けていただきました。素敵な演奏で入場するも、子どもたちは、緊張の表情です。これでは、いかん!と、園長あいさつでは、子どもたちの大好きな「問題」を出します。
「みんなの前に座っている、パパやママは、みんなに『おめでとう』という気持ちでいます。では、みんなは、パパママに、何と言ったらいいでしょうか?」
6歳女の子が、「はい!」と手をあげます。「ありがとう!です」と、園長が想定したシナリオを壊すことなく、大正解です。卒園児には、「泣きたくなったら、いっぱい泣いてもいいからね」と言うと、逆に、この言葉で、例年、卒園児が号泣する「園長からの手紙」でも、涙をこらえて頑張ってくれました。
子どもたちは、涙をこらえたものの、ママはそうはいきません。ママやパパからの素敵なメッセージに、心から感動し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「たくさんある保育園の中で、ホワイトきゃんばすに出会えることができて本当に良かったです」
「保育園の連絡ノートを読むのが、毎日楽しみでした。親が知らない、我が子の行動や成長の姿を知ることができて、本当に感謝しています」
「ホワイトきゃんばすへの入園を機に、娘と二人で生きていくことを決めました。そんな私の子育てだけでなく、仕事の相談までさせていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
「子どもは、幼稚園に入れて、早くから教育をさせた方がいいとか、私なりの子育て計画を持っていたのですが、ホワイトきゃんばすに息子が入園して、今までの固定概念をすべてぶち壊していただきました。子育ては育児書通りにいかないことを実感し、ホワイトきゃんばすでの生活が、私の育児書になっていきました。小学校に行ったら、多くの困難が待っています。でも、ホワイトきゃんばすでもらった育児書に、私の考えた育児書を重ねて、頑張っていきます」
保育園は、毎日の送り迎えの時に、保護者とのコミュニケーションが発生します。子どもたちを預かり、子どもたちの笑顔のために、私たち職員は保育をするのですが、同時に、保護者との絆が、より深くなっていきます。
私は、民間企業で働いていたので、保護者の職場での悩みなど、多くの相談を受け、私の経験を話しながら、その解決策を共に考えました。また、逆に、保護者から学ぶことが多く、保護者との関わりの中で、私も成長させてもらいました。
そんな思いを抱きながら、今日の卒園式を過ごしました。
何度も言ってますが、卒園児とは、これでおしまい!バイバイではありません。小学生になっても、大人になっても、ずっと、成長を見守っていきます。保育園にも何度も遊びに来てくれます。
今日は、人生の大きな節目・・・「卒園おめでとう!」そして「ありがとう!」