今日は、久々の晴れ間です。屋上「カメ池」には、ニホンイシガメのオスが1匹、太陽の日差しを浴びるかのように泳いでいました。オスのイシガメは、ミニサイズです。どろんこ広場を散歩してもらって、子どもたちと観察しました。
「わぁ~首を出した!」「見て見て・・・歩き出したよ!」と子どもたちの興奮が止まりません。もっと暖かくなって、4匹のカメが姿を見せると、さらに子どもたちの観察欲が高まってくることでしょう。目標は高く、卵を産んでもらって、繁殖させることです。
さて、3・11が近づくにつれて、テレビなどのメディアで、東日本大震災にかかわることが、取り上げられています。今日は、福島第一原発事故による避難指示解除が進む、福島県の沿岸部、9市町村の話です。
震災前の小中学校の児童・生徒数は6169人いました。しかし、この春に新入学を含む生徒・児童数は、わずか494人だそうです。震災前の1割にも満たない数です。
各自治体は、将来の故郷を担う子どもたちを必死につなぎとめようと、並々ならぬ努力をしています。
スクールバスが12台フル稼働しているそうです。約40キロ離れた福島市内から通う中学生は、1時間15分かけて通学します。避難先に移住するも、親友と離れたくなくて、飯館村の学校に通います。
小中学校のプールが使えないため、南相馬市と浪江町では、プールの提供を無償で行っています。また、合同授業、遠隔授業を複数の学校で行っているそうです。インターネットでつなぐ「ライブ授業」です。「みんなの意見が聞けてうれしい。先生も2人になるのでわかりやすい」と、子どもたちには好評です。
これらの取組みは、今後、全国で少子化が進むことを考えると、先進的な取組みと評価する専門家もいるそうです。他校との交流などを積極的に行う取組みは、新たなモデルとして広がっていくと考えられています。
これからの日本で、当たり前に起こる、少子化ゆえの学校統廃合問題のヒントにつながります。注目したいですね。