学童保育の多様化

保育園ホワイトきゃんばすでは、土曜日や夏休みのなどの長期のお休みの時に、小学生になった卒園児が学童保育として登園します。これも、学童保育の多様化の一つですが、最近では様々な学童保育があります。

 

「小1の壁」には、色々な意味が含まれますが、その1つが、仕事をしているママが、放課後に子どもを預けるところがないという問題です。保育園の待機児童問題が大きく取り上げられる今、学童保育に入れない待機児童も、2018年度には、過去最高の17,

279人になったそうです。この4月には、さらに増えることが予想されます。

 

学童保育には、行政が主体の公立学童や、NPOなどが運営する学童があります。学校の敷地内であったり、すぐ歩いて行ける場所にあります。全国に約25,000ヶ所あって、2018年度の登録者数は123万人で、5年前に比べ約4割も増えたそうです。

 

学童保育については、卒園する保護者から様々な情報が入ってきます。「公立だと、2年生、3年生になると出ていかねばならない」「宿題は見てくれるけど、勉強を積極的に教えてくれないのが、ちょっと・・・」など、マイナス意見もありますが、学童保育は異年齢の学び合いができることや、学校の広い校庭で、昭和のようなガキ大将の高学年と守られる立場のミソとよばれる1年生が、一緒に遊ぶ姿があり、コミュニケーション能力や社会性を学ぶ絶好の機会でもありますね。

 

しかし、待機児童が増える中、送迎付きで、「学童&塾」を売りにした、民間企業が行う様々な学童保育が生まれています。ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターの中にも、1年前に民間学童がオープンしました。英語やプログラミングなどが売りです。子どもたちは、自由にパソコンを操作しています。

 

また、発達障害や学習面で授業についていけない児童を預かる、放課後児童デイサービスもさいたま市内では、どんどん増えています。

 

最近では、私立小学校が学習塾とタッグを組んで、校舎の中に学童用の教室を作る動きがあるそうです。そこでは、「速読」「理科の実験」「英語」「スポーツ」など、様々な取組みが行われています。

 

学童保育を学校内で行います・・・という取組みで、受験志望者が増加した私立校も多いそうです。働く保護者にとっては、大きな付加価値となるのです。

 

異年齢で楽しむ遊びの中から学び合うのも良し、学校の授業とは違う学びを放課後に経験するも良し、スポーツに特化するも良し・・・どれが正解という答えはありませんね。

 

保護者は、子どもに具体的にどのような放課後を過ごして欲しいか・・・子どものやりたい事を考慮して選んだ答えが、一番いいのです。

 

「○○ちゃんが、そうするから・・うちも同じでいいや・・・」は、NGですね。