お正月から1カ月以上が過ぎましたが、今日はたこあげをを楽しみました。無風状態ですので、子どもたちは、走らねばなりません。園児たちは、交代で一人50メートルダッシュ状態です。
ローラースケート、テニス、ハンター鬼ごっこに、たこあげも新たな遊びに加わって、屋上遊びでしっかりと体を動かす子どもたち・・・給食が、さらにおいしく食べられたようです。(笑)
さて、フィギュアスケートの羽生結弦選手、ゴルフの松山英樹選手、テニスの錦織圭選手といえば、世界を代表するトップアスリートですね。彼らに共通することは何だと思いますか。
そうです。皆「ゆとり世代」です。
「ゆとり教育」「ゆとり世代」という言葉は、どちらかというと、「失敗だった」というマイナスイメージが大きいかもしれません。やれ、「ガラスのようなメンタル」だの「マイペースで人の話を聞かない」というイメージで、社会に出ると役に立たないという負のレッテルが貼られることが多いです。
「ゆとり教育」の中で行われていた「総合的な学習の時間」で、地元の「竹」を学習した生徒は、竹炭を販売することを提案し、売上を高齢者施設に寄付し、高く評価されます。すると、高校1年生で起業し、現在28歳となった今では、日本最大のウエブセキュリティサービスの会社の代表となっています。
ある中学校の先生が、「ゆとり教育」をこう振り返っています。
「総合的な学習」に、どこまで真摯に取り組んできたのか・・・自分の取組みを思い出すと恥ずかしい限りです。行事の計画やはかどらない学習の補充として使っていました。しかし、ねらいをしっかり設定して取り組んだ学校からは、平成後の未来を担う若者がたくさん排出されています。「総合的な学習」で、生徒たちが自由な発想で、主体的に学んだ経験は、予測困難といわれる未来社会で必ず活かされるのです。
つまり、ゆとり教育が悪いのではなく、その中の「総合的な学習」の取り組み方が、「主体的・対話的で深い学び」につながったかどうか・・・その学校や担任の取り組み方次第ということです。
「私もそうだった・・・」と思った先生もいるかもしれません。もちろん、大丈夫です。今、教えている子どもたちに、ふだんの授業を通じて、「自分で考えて自分で答えを出せる人」に育てていけばいいのです。子育ても同じですね。