屋上遊びに、ローラースケートを新たに導入しました。インラインスケートタイプのスケート靴を2組用意します。ローラーブレードのブランド名で知られている、車が直線に並んでいるタイプです。私が子どもの頃には、4輪タイプしかありませんでしたが、今は、インラインタイプが主流です。最初は、立つのが難しいですが、慣れれば、こちらの方が滑りやすいのです。
新しいことへの挑戦は、最初から上手くはいきません。今日は、年長女子4名・年中男子1名・年少男女1名ずつの7人が挑戦しました。悪戦苦闘しましたが、たった30分の練習で、長い距離を歩けるようになった子もいます。
ホワイトきゃんばすの屋上遊びは、自転車の次のステップはローラースケートと、子どもたちの挑戦が続きます。
さて、今日は、来年2020年度から全面実施される「新・学習指導要領」についての話です。ここにきて、テレビの塾業界のCMが、どんどんあおっていますね。
「プログラミング教育を導入」「英語の教科化」などの表面的な部分が注目されがちですが、根本にあるのは、これからの社会を生きる力や考え方を育むということです。社会が大きく変わっていく中で、従来の教育の在り方が時代に合わなくなってきた・・・ということもあります。
これまでの授業やテストでは、覚えた知識を使いながら答えを出すことが求められていました。しかし、これからは、知識の習得や正しい答えを出すだけでなく、自分で仮説を立て、結論に至る道筋を考える「論理的思考」と、さらに、それを説明する「表現力」を身につけることが大切になってくるのです。
要は、子どもたちが社会に出て通用するようになること・・・ホワイトきゃんばす流に言えば、「自分で考えて自分で答えを出すことができる」人になることです。
新・学習指導要領について語るには、このブログでは足りませんので、今日は「考える力」を育てる親子のかかわり方について、一緒に考えてみませんか。
子どもの「なぜ?」を一緒に楽しんでいますか。親が楽しむというのは、例えば「なぜ雪が降るの?」の子どもの問いに、理科的な説明をするのではなく「どうしてだと思う?考えが出たら教えてね」「一緒に調べようか?雪遊び楽しいからね・・・」と、子どもの好奇心を刺激するのもいいですね・・・
子どもに「〇〇してね」とか「〇〇しないでね」とか指示だけをするのではなく、理由まで明確に説明することで、親子の日常会話も「論理的」にするとか・・・
小学校の入る前の幼児期でも、親の子どもへのかかわり方次第で、十分に子どもの考える力はつきます。
どうですか・・・新しいことがスタートする時に、表面上の具体例に気がまわってしまいますが、2020年度「新・学習指導要領」の本質は、「自分で考える子どもを育てる」ことです。今日のところは、この「核」の部分をおさえてください。