今日は、毎年恒例の「おやじ旅」を楽しみました。中学高校時代の仲間5人のおやじたちで、千葉県銚子に行ってきました。「呑み鉄」というやつで、ゆっくりと、鉄道の旅を楽しみ、酒を呑みながら、たわいもない話をするのです。
銚子には、ヒゲタ醤油・ヤマサ醤油の工場があり、銚子港は、サンマの水揚げが日本一です。そして、銚子電気鉄道というローカル線があります。
銚子から外川(とがわ)を結ぶ、わずか6.2キロを20分かけて走ります。銚子電鉄は、今まで何度も廃業に追い込まれるところまで、経営状況が悪化します。地方ローカル線の生き残りは、大変なことですが、銚子電鉄を救ったのが、「ぬれ煎餅」です。今では、売上の70%が「ぬれ煎餅」の売上です。
鉄道会社でありながら、食品の製造販売が会社を支えているのです。しかし、「ぬれ煎餅」の知名度がアップし、全国の百貨店などで販売されるようになったのはいいことですが、「ぬれ煎餅」だけでは、経営を支えられなくなってきたのです。
最近は、「経営がまずいぞ~」を皮肉った「まずい棒」の販売を始めています。うまい棒と同じ形態で、美味しい駄菓子に出来上がっています。
1日12往復が走る電車は、もちろんレトロ感いっぱいです。車掌さんは女性でしたね。そして、車内販売では、銚子商業高校の生徒がはっぴを着て、「キャベツメロンパン」と「トマト甘食」を販売します。この商品は、銚子商業高校で企画販売する商品です。
車窓からは、「キャベツ畑」が一面に広がっています。冬キャベツは、とても甘く、銚子の名物になっているようです。銚子の一番人気の観光地「犬吠埼灯台」は、ほとんどの観光客が車で訪れるので、銚子電鉄の利用が少ないのですが、「犬吠駅」は、かなり盛り上がっていて、銚子電鉄が製造した様々なお土産が並びます。銚子名物「サバ」を使った「鯖威張る(サバイバル)弁当600円」は、あっという間に売り切れてしまいます。
おやじたちは、ひなびた終着の「外川駅」からぶらぶら歩いて、これまた、ひなびた漁港「外川漁港」にぽつんと一軒ある食堂に入ります。煮魚・刺身を満喫しながら昼から飲むのです。まわりの客も、地元の人が中心です。おいしくて、リーズナブルな値段で、大満足の時間です。
という感じで、大切な仲間との時間をすごし、たっぷり充電して、子どもたちと保育園で過ごす体力を維持するのです。(笑)