昨日は、クリスマス発表会のDVD作りをしながら、あらためて、じっくりと大画面で子どもたちの活躍を見ていました。練習からの姿を見ているので、「こんなに頑張ったんだ!」と思うシーンがいっぱいですね。「やる時はやる」という園児が多いこと。(笑)
ある中学校の社会の授業の話を聴きました。「江戸時代の三大改革である享保(きょうほう)の改革・寛政の改革・天保(てんぽう)の改革の失敗を学び、現代の政策のどの部分にいかすことができるか」を議論する内容だそうです。
今までのテストでは、「江戸時代の三大改革を時代順に並べ替え、行った人物を答えなさい」という問題が多かったですね。完全な暗記問題です。
歴史から学ぶということは、暗記をすることではなく、過去の失敗や成功を現代にどう活かすことができるか・・・」本質は、考えて、現代や未来にどうつなげていくかが大切な事ですね。
昭和の世代の歴史の勉強は、まさに、暗記でしたね。「誰がいつ何をやったか。その内容は?」のたぐいです。そこには「考える」ことは、あまり必要ではありません。覚えることばかりです。
しかし、今は、パソコン・スマホ1つあれば、簡単に情報収集ができます。便利な世の中になったのであれば、今の子どもたちには、その先を考えてもらうことが重要です。
教科書に出てこない内容や正解のない問いに挑み、自ら考える力を伸ばすことです。冒頭の「過去の失敗を現代にどう活かすか」を考えることが大切なことになってきます。もちろん、1つの正解がある問題ではありませんね。
保育園の年長園児から「園長先生問題出して!」を毎日のように言われます。身近なことを問題にして、子どもたちに考えてもらうのですが、まだ、「〇〇の出来事について、どう思いますか?」レベルまでは、幼児相手にはできていませんが、ヒントを出しながら、すぐに答えを言わないことで、子どもたちの脳ミソが熱くなっています。(笑)
来年は新しい年号にもなり、これからの学校も教育も、子どもたちへのアプローチがどんどん変わっていかないといけませんね。