クリスマス発表会では、劇が2つあります。年長・年中のメンバーで行う「ブレーメンの音楽隊」は、あまり心配はしていないのですが、年中・年少メンバーで構成した「3びきのくま」は、まだまだでしたが、今日の練習では、子どもたちのお尻に火がついたのか、いい感じになってきました。
劇もダンスも、本番ではありのままの姿を保護者の大応援団には見てもらいます。セリフを忘れたり、ダンスが揃ってなくてもいいのです。失敗も子どもたちにとっては、大切な経験です。
さて、私が新人営業マン時代の会議では、手書きの資料をOHP(オーバーヘッドプロジェクター)で報告するというパターンでした。そして、ワープロとなり、パソコンが普及すると、ワードやエクセルでの報告が主流となり、手書きの報告などは、あり得ないという雰囲気となります。
そして、30歳代の中堅社員となった頃には、パワーポイントで、発表しないと時代遅れと言った風潮になってきます。報告内容はもちろん大事ですが、その様式も問われる時代になったのです。
しかし、ここにきて、あえて「手書き」を実践し、「パワーポイント禁止」の企業も出てきたようです。これも、働き方改革の影響かもしれませんが、「短く・簡潔に!」は、実は的を得ています。
あのトヨタ自動車は、企画書や社内の報告書、議事録などをA3用紙1枚にまとめる文化があるそうです。表やグラフなどを何枚もの資料に分けるのではなく、議論が活発になるように、伝わりやすくA3用紙1枚にまとめるスキルが必要で、研修でも横書きのA3用紙1枚でまとめる指導がされているとのこと。
また、サントリーホールディングスでは、中身よりも体裁にこだわる「パワポ病」や、CCメールを送ることで上司に報告したつもりになっている社内状況を危惧し、毎週水曜の正午から午後3時までをパソコンを閉じる「プレミアムタイム」を設定しているそうです。
アマゾンでは、創業者のジェフ・ベゾス氏が、大の「パワポ嫌い」で、社内の文書は、ドキュメント(文章)主義が徹底され、基本的にはワード6枚までとされているそうです。
どうですか・・・みなさんの会社では、報告資料は少なく!という流れになっていますか?それとも、まだダラダラとパワポで数十ページの報告資料ですか。
『企画書は、手描き1枚』の著者である、プランナーの高橋宣行さんは、「今の時代、情報の整理はAIがやってくれます。これからは『論理』の先にある提案者の『想い』が伝わる企画書を書ける人材が求められています」と言います。
高橋さんは、クライアントへのプレゼンも「手書き1枚」を実践しているそうです。手書きという「意外性」がプレゼンでは優位に働き、視覚的に1枚にまとめることで、相手が商品やサービスの「絵」を想像しやすくなる効果があるとのこと。「五感をフル活用して1枚に落とし込んだ企画書は、相手の感覚に訴えることができるから強いのです」と言います。
新聞のコラムは、制限された文字数で、あの文章をまとめるスキルはたいしたものだといつも感じるのですが、短く・・・的確に・・・わかりやすく・・・これからの時代に求められることですね。
そう言えば、この「おやじ園長のブログ」も、だいたい2分以内に読めることを目安にしています。はい。