アイデアを引き出す

昨日、子どもたちがペンキ塗りをしたテーブルが、保育園デビューしました。テーブルだけでなく、給食などでいつも座るイスとは違うデザインのイスを何個か用意しました。遊び心でリラックスできればという思惑です。

 

最初は寺子屋園児が中心で遊んでいたのですが、「店内しりとり探険」で寺子屋が教室にいない時間は、2歳児以下が、寺子屋の真似をして、テーブルを囲んで遊んでいました。おもちゃの収納も、写真付きのプレートを貼って、字が読めない小さい園児でも、片付ける収納BOXが分かるようにしています。片付けの時間は、イヤイヤやるのではなく、楽しくできればいいですね。

 

さて、ビジネスの最前線で働くあなた・・・会社で求められるのは、とにもかくにも「イノベーション」ですね。これまでの常識を破る斬新なビジネスを構築する発想力が必要で、柔軟なアイデアがポンポンと出せる人材が生き残れると言われています。

 

そして、世の中は「働き方改革」ブームです。上司からは、「短時間で効率よく、世界を変えるようなイノベーションを!」と言われるので、じっくりと、アイデアをひねり出す時間もないですね。

 

保育園ホワイトきゃんばすも同じく、毎年新しいアイデアで、子どもたちや保護者を満足させないといけません。でも、若い時は「アイデアマン」で少しは通用した、おやじ園長ですが、最近では、アイデアが枯渇しているのです。(笑)

 

そこで、考え方を変えました。保護者や職員、そして、何と言っても子どもたちとのかかわりの中で、アイデアを見つけよう…自分一人で考えても限界だ!と思うようになりました。

 

最近の最大のヒットは、「自転車免許証」の園児への交付です。自転車に乗れる子どもたちが大いに喜び、保護者の評判も良かったですね。これは、子どもたちとの会話の中で、「車が運転できるのは?お酒が飲めるのは?結婚できるのは?何歳ですか?」の問題ごっこの中で、ひらめいたアイデアです。

 

最近の屋上遊びの新レパートリーも、保育園のレイアウト変更も、他人からヒントを得たことばかりです。とてもとても、自分一人では思い浮かびません。

 

もう一度・・・ビジネスの最前線で働くあなたに問います。「あなたは、社外の人脈や、仕事とは関係のない人との付き合いは、多いですか?」

 

誰もが経験しているかもしれませんが、社内の中で議論をしても、社内の言葉やモノサシだけで話してしまったり、過去の成功体験から脱することができないことが多いですね。そこに、社外のメンバーがいることで、『それって、そもそもどうして必要なの?』という問いが出てきます。社内の議論では、普段考えもしなかった視点からアイデアをもらえることがありますね。

 

こうも言えます。「AとBの組み合わせがイノベーション。私たちが持っていない『B』を社外の人が持っている」・・・わかりやすいですね。

 

自分でポンポンアイデアを出すのも限界がありますね。そこで、自分の属する組織やチーム以外のコミュニケーションを持つことが、人生を楽しくするだけでなく、仕事におけるアイデアを引き出すヒントをくれることになるのです。

 

どうですか・・・まだまだ、私たちのアイデアは、やりようによっては、無限の伸びしろがあるのです。(笑)