課題解決能力

今日は、雨が降ってしまったので、クリスマス発表会の練習の後は、寺子屋園児が、来年の元旦に、自宅に届く年賀状を作りました。もちろん、どんな年賀状なのか、保護者へはお正月のお楽しみですが、今日にでもどもが話してしまうことでしょう。(笑)

 

さて、私の小学校時代も、我が子の小学校の時も、先生たちの仕事の中心は、教科書の内容をわかりやすく子どもたちに教えることです。もちろん、基礎学力を身につける上では、とても大切なことです。

 

そして、中学校になれば、偏差値で生徒の進学先を「割り振る」ことが、当然のようにおこなわれ、親も我が子の偏差値が〇〇だから、どこの学校に入れるか・・・という考えになっていました。

 

平成に入り、偏差値に頼らない進学指導が叫ばれ、職場体験といった「キャリア教育」を取り入れる中学や高校が増えてきました。そして、子どもたち自身も親も、「入れる学校」から「行きたい学校」へ、将来の夢を育む考えに変わってきたと言えます。

 

ある小学校の校長先生が言います。「今、私たち教員に求められるのは、学校で学んだ力と社会で必要とされる力のマッチングを『子どもに感じさせる』ことです」

 

まさに、おっしゃる通りですね。時代の流れで、雇用の流動化、終身雇用の廃止、定年の延長、近い将来移民で日本にやってくる外国人とのコミュニケーションという現実もあるかもしれません。学校の先生は、そこまで考えて、子どもたちを育てる必要があるのです。

 

これからの時代で、子どもたちが身につけるべき力は何だと思いますか。1つあげるとすれば、「課題解決能力」と言われています。

 

私たちが、間違えやすいのは、「課題」は与えられるものではなく、自分で見つけるものだということです。「解決」とは、答がはっきりしない課題に対して最善解を出すことです。スッキリはっきりしない状況の中でも楽しく元気に仕事に向き合い続ける力とも言えます。

 

「課題」は自分で見つけること・・・その通りですね。自分で考える習慣がついた人には、現状で満足するのではなく、もっと・・・先を考える習慣もセットなのです。