土曜日や夏休みなどの長期休暇に、ホワイトきゃんばすの卒園児が、小学生になっても学童で、楽しく登園してくれるのは、色々な理由があるのでしょうが、1つは「保育園が居場所」になっていることです。0歳、1歳から5年も6年も保育園に通う園児にとっては、家の次に安心して過ごせる場所だからです。
あるアンケートによると、親も先生も「学校が不自由」と感じる人が、9割を超えているという結果が・・・
そう言えば、卒園児の会話の中で、しばしば、小学校のルールの話が出てきます。「小学校3年生になったら、校庭の○○で遊んではいけない」「一人で自転車に乗れるのは、小学校4年生から」など、「○○してはいけない」という内容が多いのです。
ひょとしたら、小学校に不自由なことが多いから、息が抜ける保育園に登園したくなるのでは・・・と思ってみたりします。
アンケートでは、「体感温度は個人差があるのに、制服の冬服、夏服の期間が指定されている」「体育は一年中、半袖短パンという決まり」「下着の色まで干渉する」などの、服装に関する不自由さに、小学生の子どもを持つ保育士のママは、「寒かったら、自分でもう一枚着ようね」「汚れたって気が付いたんだね。じゃあ着替えてらっしゃい」など、小学生に上がるまでに、自らの状況を判断し、自分で行動ができるように指導していると言います。
ところが、小学校に上がった途端、「判断してはいけなくなる」と。「何でも一律に決めてしまえば、先生も子どもも考えずにすむので楽かもしれませんが、そこで失われるものは大きいと思います。多様性は大事にされていないのでしょうか」と言います。
「学校が不自由」は、先生も同じです。ある小学校教諭の学校では、「筆箱の中は鉛筆5本と赤鉛筆1本、定規、消しゴムと決められています。さらに「消しゴムの色は白」と指定されていますが、その理由は、今でもわからない。と言います。
小学校、中学校のお子さまを持つあなた・・・我が子の学校は「不自由」ではありませんか?