昨日保育園が終わってから、見たかった映画を見ました。最終上映時間にもかかわらず、多くのお客様が私と同じように、期待に胸を膨らませた顔をしています。「クイーン」を聴いていたのは、私の世代が中心のはずですが、若い人も目立ちます。
保育園の子どもたちも、「クイーン」の曲はよく知っています。お昼寝終了で、「みんな起きるんだ!」の時に、よく「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を流すので、2回足踏み&手拍子は、条件反射のように、子どもたちがパフォーマンスしてくれます。
私が学生の頃、一人旅で東京発の夜行列車「大垣行き」の車中、ウオークマンで音楽を聴いていると、知り合った旅仲間が「何聴いてるの?」と言うので、「クイーンだよ」と答えます。「そうか・・・色々あったけど、いい音楽だよなぁ~」と語り合ったことを思い出していました。
色々あったというのは、「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーがゲイであることです。今から30年以上前のことですから、当時の日本は、今のように性的マイノリティを認める社会ではありません。
しかし、今では、この映画でも描かれる、フレディ・マーキュリーのプライベートが、どんなに衝撃的であっても、彼の音域の広さを生かした抜群の歌唱力や、観客を魅了する演劇的なパフォーマンス、ロックにオペラを取り入れる斬新なアイデア、しかも一度行った事は、二度とやらないこだわり、奇抜な衣装・・・どれをとっても、スーパースターです。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が終わると、客席から拍手がおこりました。私も、しばらくは席を立てません。
映画のハイライトは、1985年のイベント「ライブ・エイド」でのクイーンのステージです。フレディ・マーキュリーのマジックで、観客が全員「ボヘミアン・ラプソディ」や「伝説のチャンピオン」を歌い出すのです。このイベントには、ギャラなしで多くの大物アーテイストが出演したのですが、「クイーン」のステージがナンバーワンだったと語られています。
フレディ・マーキュリーが、日本が大好きというのもいいですね。彼の晩年「ショートカットにチョビ髭」スタイルは、クイーンとしての来日やお忍びで日本に来た時に、警備をした伊丹氏を意識したとも言われています。
どうですか・・・「ボヘミアン・ラプソディ」見たくなったでしょ・・・(笑)