今日は、保育園の入口にクリスマスツリーを子どもたちと飾りました。すでに街は、クリスマスですね。イルミネーションの点灯式も全国各地で始まっています。ホワイトきゃんばすのクリスマスツリーは、子どもたちの写真も一緒に飾られています。
作業中に、ショッピング中のお客様が、「いいわね~素敵なアイデアね~」と言われると、子どもたちの「この写真はね・・・」の解説が始まります。(笑)
さて、今日は副校長・教頭先生の話です。学校で最も忙しいといわれる役割です。校長を補佐するナンバー2として、人事、カリキュラム編成から校舎管理、保護者や地域の対応まで、まさに学校の「要」の立場です。
2016年度の調査では、全国の公立小中高校などの教頭は、3万2926人、副校長は3812人いるそうです。全国公立学校教頭会の17年度の調査では、副校長・教頭に負担に感じる職務を尋ねると、教育委員会などからの調査や依頼への対応が一番多く、次いで苦情対応、保護者やPTA、地域との連携が挙げられたそうです。
子どもたちと向き合う仕事をしたいにもかかわらず、それ以外の仕事が多く、降格を希望するケースが後を絶たないとのことで、2016年度には、全国の公立小中学校などで、110人が希望降任制度でポストを去ったそうです。
私もかつて、PTAで学校に伺うと、教頭先生は「何でも屋」という役割で、とにかく忙しく、それが務まる人でないと、できない仕事だと実感しました。ほどんどの窓口が教頭先生なのです。職員室に常にいる先生が教頭先生というイメージです。
しかし、副校長・教頭の仕事の本質は、「子どもたちが見えること(保護者も)」と職員室の担任と言われるように、若手教員などへの指導や助言です。副校長・教頭が職務の魅力ややりがいとして最も多く挙げるのが「児童・生徒の成長」です。
子どもたちにとっても、副校長・教頭が事務仕事中心の仕事に追われるのでは、人材を有効活用できていませんね。
そこで、自治体によっては、「職員室業務アシスタント」と呼ばれる職員を配置するところが増えてきたそうです。日中の客や電話の対応、配布物の印刷や仕分けなど、これまで副校長・教頭が主に担ってきた業務を肩代わりし、副校長・教頭が子どもに向き合う仕事に注力できる取組みが始まっています。
大事なのは、「忙しいから教頭先生になるなんて、まっぴらごめん・・・」と教員が思うような環境を改善し、「教頭になったら、○○をしたい・・・」という教員経験を活かしたビジョンが描けるような職務になってもらいたいですね。
子どもたちの成長のために・・・これが、学校がなすべき共通のベクトルです。福校長・教頭自身の業務改善への意識も変えていただき、頑張ってもらいたいですね。