「平成後」担う10代

運動会、ハロウィーンの後は、七五三です。今日から、千歳飴の袋作りを始めました。ブロックやおもちゃの車のタイヤ部分を絵の具に付けて、袋にスタンプします。色をたくさん使った、創造的なデザインの千歳飴袋ができそうです。楽しみです。

 

さて、最近は「平成最後の〇〇」というフレーズが様々なイベントなどで使われていますね。保育園、幼稚園、小学校などの教育機関では、来年4月からは平成31年度と普通は呼ぶのですが、新年号がまだわからないので、2019年度と西暦を使うところが多いです。

 

「平成の次の時代は、どんな価値観を大切にする社会になって欲しいか」という質問に、10代の若者が答えたアンケート結果があります。

 

圧倒的な1位は「平和」です。全体の41%を占めます。

 

「戦争を経験した世代が少なくなる中、平和を維持するのは簡単ではない」「戦争を経験した人が必死に伝えてきた努力が水の泡にならないようにしなければならない」という高校生のコメントは、戦争を知る人が少なくなっていることへの不安と、平和の尊さを次世代に語り次ぐ責任についての意見です。

 

2位「安全」と3位「安心」は、「自然災害から多くの人を助けられる、安全に暮らせる環境が必要」「いじめや虐待など、何かにおびえて当たり前の生活ができない人がいなくなる社会になってほしい」という意見です。

 

4位以降は「自由」「平等」「伝統」「安定」「責任」「発展」「公平」と続きます。

 

私の世代は、どっぷりの昭和世代ですが、当然、戦争の経験はしていません。「平和」に対する思いは強いものの、「平和」は、当たり前のものと感じているのも事実です。戦争なんてとんでもないことで、日本ではあり得ないとも思っていました。しかし、今の10代には「平和」に対する危機感があるのかもしれませんね。

 

昭和世代に同じ質問をしたならば、成熟社会を意識した「多様」や「寛容」という言葉が上位になるような気がします。「みんな一緒でみんないい」から「みんな違ってみんないい」を経験した世代です。

 

アンケート結果を見て思うのは、「答えは1つではない」とか「答えがないことに対して、自分の答えを持つ」と言っているのは、実は若者ではなく、大人の私たちが中心に主張しているのかもしれません。

 

私が、サラリーマン時代の新卒採用面接で「ついに平成生まれの若者を面接だ~」と大騒ぎし、現在は、保育園に「平成生まれ」のパパママがいます。

 

そんな「平成」が、来年5月には新しい年号に代わりますね。今の子どもたちが作り上げていく時代です。