小学生が新聞記者

我が子に、1ケ月5000円の月謝を払うとしたら、何に投資しますか?

 

学習塾・・・ピアノ教室・・・スイミング・・・英会話・・・体操教室・・・絵画教室・・・書道・華道・茶道・・・そして、「子ども新聞記者」体験。

 

京都市の隣に、亀岡市があります。そこでは、「かめおか子ども新聞」が毎月15日に、発行されるそうです。

 

週に一度、小学生の子ども記者が「何でパン屋さんを開いたのですか」「普通のパンとどこが違いますか」と、街のパン屋さんで、来客が一段落した昼下がりに、ノートを片手に店主に取材をするのです。

 

「かめおか子どの新聞」の発行人である竹内さんは、月5000円の月謝で、取材や記事の書き方を指導しているそうです。竹内さんは、亀岡市の地域紙で記者や編集長として10年間勤め、退社後に1年間ベトナムを放浪した際に、人々が親しげにあいさつを交わし、活気ある街の姿に刺激を受け、亀岡に戻り「子ども新聞」の創刊を企画したそうです。

 

月謝を払ってでも、子ども新聞記者に通わせる小学生の親は「家と学校以外で大人に会って刺激を受けてほしいと参加させた。自分の意見が言えるようになったし、子どもたちの世界が広がった」と言います。

 

竹内さんは、子どもたちに「企画力」「マナー」「質問力」などの観点で指導するそうです。初対面の大人を前に、緊張してうまく質問できなかったのに「この前こんなとこ見つけてん。取材行こう」と自ら提案したり、取材した店に親を案内したりとコミュニケーション力を子どもたちはつけているそうです。

 

どうですか・・・私の子どもたちが、小学校の頃に、こんな子ども新聞記者があったら、喜んで、月5000円を投資しますね。(笑)

 

冒頭にあげた、様々な習い事よりも、子どもたちの目が生き生きと輝いているシーンが想像できます。

 

どうですか・・・親子で街を歩いた時にでも、新聞記者になった気分で、我が子と、店や名所を回るのもいいかもしれませんね。