小学生が夏休みに入ると、ホワイトきゃんばすにも卒園児の小学生が、学童で登園します。ほぼ毎日、小学3年生から1年生の卒園児がいる状況です。お昼寝の時間は、職員の机の横で、夏休みの宿題をやっています。
私たち大人は、夏休みの小学生や中学生に対して「どうだい?宿題は終わったかい?早くやってしまえば、たくさん遊べるよ・・・」なんて、宿題の話を多くしてしまいますね。
世界の宿題事情は、多い国もあれば少ない国もあるようです。
例えば、中学2年生の数学の宿題をどれくらい出すか?という内容では、スウェーデンなどの北欧では、40%近くの教師が、宿題を出さないそうです。アメリカはその逆で、中学生になれば大量の宿題が出ます。数学の宿題では、30%以上の教師が、毎日やらねばならない宿題を出すそうです。
日本は、両者の中間になります。数学の宿題は出さないが10%で、毎日の課題としている教師も10%います。
夏休みではなく、通常の時での国内データを見ると、数学の平均点は、「宿題を週に3・4回出される」群が最も高く、「宿題を出さない」群が最も低い点数だそうです。このデータからは、適度な宿題は、効果があるといえるのかもしれません。
驚くべきことに、最近では宿題代行業なるものも出てきて、我が子を受験勉強に集中させたい親からの依頼が増えているそうです。
夏休みの宿題を見ていると、毎日少しずつ継続的な内容が多かったり、絵日記など、夏休みには乱れがちな、生活習慣のリズムを整える効果や、物事を計画的に成し遂げることを学ばせる効果がありますね。
適度な宿題は、夏休みに限らず、効果があり必要な事と言えるのかもしれません。「宿題」という言葉は、マイナスにとらえることが多いですが、少し、見方が変わりましたね。