夏まつりの「お店屋さん」の看板ができました。「カレー屋さん」「かきごおり屋さん」「ゲーム屋さん」の3つの店を年長、年中園児が、店員として切り盛りします。卒園児の小学生も手伝ってくれます。
今日は、看板の下で「冷たいかき氷はいかがですか?イチゴとブルーハワイがあります」「いらっしゃいませ・・・おいしいカレーはいかがですか?」「ゲーム屋さんです~ゲームをやってお菓子をもらおう!」と、子どもたちの自主練習が始まっていました。
昨年までは、お店屋さんの練習を促していましたが、今年は、看板だけ作って、子どもたちの自主性に任せます。土曜日の本番まで、オリジナルセールストークを楽しみにするとします。
さて、今日は「あさがお」の話です。多くの小学校で、1年生が夏休み前に、あさがおの鉢植えに挑戦しますね。終業式にあさがおの鉢を持って帰り、おうちで育てます。
あさがおは、夏の花ですが、あさがおの季語は、秋だそうです。意外ですね。そして、あさがおは、その名前の通り、朝に花を咲かせ、午後には花を閉じてしまいます。
保育園の屋上にも、あさがおが咲いています。子どもたちは、プール遊びに夢中で、花を愛でる余裕もありませんが、昨年咲いた朝顔の種から自然と育っています。繁殖力の強い西洋朝顔と違って、日本のあさがおは、1年のはかない命です。そこが風情があっていいのです。
あさがおは、夜明け前から花を咲かせるそうですが、花を咲かせる条件は、しっかりと夜という暗闇を経験することだそうです。闇の中から朝日に大輪の花を咲かせるのです。
どうですか・・・なんだか、人生と似ていませんか?暗い闇の中をもがいて苦しんで、何度も失敗を経験して、ようやく花を咲かせる・・・子どもたちに、失敗を恐れず新しいことに挑戦してもらいたいとき・・・壁にぶち当たって、落ち込んでいるとき・・・この「あさがお」の話をすると、分かりやすいかもしれませんね。
みなさんも、道ばたで「あさがお」を見つけた時には、「暗闇で頑張ったから、今、花開いているんだな~」と思ってください。(笑)