子どもの力を引き出す

昨日は、3年間お世話になった家族が、パパの転勤で山口県に引っ越すことになり、お別れの日となりました。姉はこの春小学校1年生となり、妹は2歳の女の子です。

 

小学生になった姉は、アイドルになりたいという夢があり、すばらしい感性の持ち主です。一昨年のクリスマス発表会では「かぐや姫」の劇で、伝説のおばあさん役の演技をしてくれました。

 

昨日は、その小学生のお姉さんも登園してくれました。最後の最後で、泣かせてくれます。パパママ揃って、お別れのご挨拶をいただき「バイバイ頑張ってね!」と言って別れた瞬間、もう一度彼女が戻って来て「園長先生ありがとう・・・」と言って抱きついてきたのです。

 

心から、ありがとう!の気持ちと、がんばれ!の気持ちでいっぱいになりました。新しい土地で、きっと家族でがんばって、素敵な人生を送ってくれるものと思っています。

 

さて、今年のプールは楽しむだけではなく、泳ぎが上手くなりたいという子どもたちに、園長の水泳教室を行っています。小学生、年長が中心ですが、大プールを使って、バタ足、クロールや平泳ぎの手の動き、ドルフィンキックまでもやっています。

 

影響を受けて、年中、年少園児や2歳児の園児も練習に参加する子が出てきました。目的は、上手に泳ぐことではありません。子どもたちが、自分自身で、泳ぎを楽しむ気持ちになってもらうためです。

 

今日は、「マイゴーグル」持参で参加する園児もちらほら出てきました。

 

スイミングスクールに通えば、当然、泳ぎも上手になりますが、中には「やらされている」という気持ちで取り組む子どもたちもいます。園長の水泳教室は、やりたい園児が参加します。子どもたちの力を引き出すことがねらいでもあります。

 

次のステップとして、「もっとうまくなりたい!」と思った園児は、家族でプールに行った時に、長い距離で練習の成果をぶつければいいのです。

 

このブログでも何度も書きましたが、一流のコーチは、教え方が上手なのではなく、選手の力を引き出すのが得意な人なのです。選手に考えさせること、気がつかなかった扉を開けさせることができる人・・・一流のアスリートには、そんなコーチの存在が不可欠ですね。

 

私は、水泳は得意ですが、教えることについては、当然コーチの経験もありません。しかし、いつもの保育のように、水泳もまた子どもたちの力を引き出すことが大切なのです。