頭上に花火

埼玉県熊谷市にある八木橋(やぎはし)百貨店の入口には、大きな温度計があります。かつて、「暑さ日本一」の場所として「あついぜ・・・くまがや」をアピールする象徴の場所でした。

 

この週末は、熊谷では「うちわ祭り」という全国的にも有名なお祭りが行われました。しかし、「暑さ日本一」は、2013年8月に高知県四万十市で記録した41.0度となっていたのです。熊谷市民は、暑いのはしんどいのですが、「暑さ日本一奪還」を本音では願っていたのです。

 

そして、昨日は熊谷で41.1度という、国内観測史上最高の気温となったのです。「あついけど・・・日本一はうれしい」と熊谷市民は思ったことでしょう。厳しいといわれる地方百貨店を応援する意味でも、八木橋百貨店の大きな温度計が再び活気にあふれることは、うれしいですね。(笑)

 

さて、今日は、花火大会の話です。今週末は、有名な隅田川の花火大会がありますが、全国で、花火大会がこれからおこなわれますね。昨夜は、保育園に近い自衛隊駐屯地の夏まつりがありました。地域住民に敷地内が解放されるローカルなお祭りです。

 

花火は、午後8時から約15分間という短い時間ですが、打ち上げられます。保育園の子どもたちは、毎年この花火大会を楽しみにしているのです。

 

4歳男の子は、「凄かったよ・・・すぐ頭の上に大きな花火がドカーンと上がったんだよ」と大騒ぎです。

 

多くの花火大会は、安全確保のために、観客席と花火を打ち上げる現場が離れています。しかし、昨夜の自衛隊駐屯地の花火大会は、観客席の真上に打上げられるので、凄い迫力なのです。尺玉と言われるような大玉の花火が何千発も打ち上げられるわけではないのに、4歳男の子のが言う、すぐ頭の上で花火が上がったという感じになるのです。

 

たった15分の小さな花火大会でも、こうして地域に根差し、観客を魅了するのです。なんだか、ホッとするようないい気分になりますね。私の中では、長岡の花火大会にも匹敵する素敵な花火大会なのです。