リーダーを育てる

連日「危機的天候で熱中症対策が必要・・・」というテレビ報道が流れています。今日は、土曜日で園児の人数は少ないのですが、屋上ではプール遊びをしました。

 

「はい!全員集合・・・今から水を飲んで」と半強制的に水分補給をし、塩分+クエン酸などが入っている塩タブレットをなめさせます。来週からは、プール見学の園児は、教室で過ごし、熱中症対策につなげます。

 

さて、今までの保育園の園児を振り返ると、「リーダーになりたい!」と自己主張するタイプもあれば、まわりの園児に何となく認められて、「リーダーの役割」をこなす園児など、様々な形のリーダーシップがありました。

 

ホワイトきゃんばすは、園児の人数が多くないので、年長、年中になれば、おのずと、年下の園児のフォローというリーダー的な役割が求められます。

 

ある小学校の先生が、リーダーについて、こう述べています。

 

「リーダーづくりは、まず集団に影響力を発揮している子どもは誰なのかを把握し、分析することから始まります。子どもの集団の中で影響力があるのが、①「良い子」の価値観を持っている②逆に反学校的な価値観を持っている③学力や運動能力、趣味などで個人の資質が優れている④周りを楽しくさせるトーンを持っているの4つに分けることができます。しかし、『教師が学級運営をしやすいためのリーダー』ではなく『子どもたち自身のためのリーダー』でなければなりません」

 

声が大きく、言葉も達者で、観察力も高い5歳男の子・・・彼は「オレがリーダーをやる!」というタイプです。まわりの園児への影響力は断トツで、リーダーの資質が十分にあります。しかし、他の園児に暴言を吐いたり、叩いたりして、泣かせてしまう事があります。

 

「○○君・・・他人の気持ちがわからない人は、リーダーにはなれないよ。リーダーは、優しい気持ちで、困っている人を助けることができる人だよ」といった会話を、1日1回はしています。

 

おやじ園長のリーダーの概念は、「リーダー=影響力」です。他の人に影響力を与えることができる人が、リーダーとしてふさわしいと思っていますので、決して声が大きくて「俺についてこい!」という親分肌の人とは限りません。

 

ホワイトきゃんばすの卒園児が、小学校に就学して、リーダーシップを取ってもらいたいという気持ちは強いです。少人数、異年齢保育の中で、子どもたちには、個々のリーダーシップを磨いてもらいたいですね。リーダーには決まったパターンがないのです。