立ち止まって考える

今日の体操教室では、初めての「ブリッジ」に挑戦です。就学前の幼児にとっては、なかなか難しい内容です。

 

そこで、意外なヒロインが誕生しました。普段は、「わたしが・・・わたしが・・・」と先頭を切るタイプでもなく、運動能力がずば抜けているわけでもない5歳女の子が、美しいブリッジを見せてくれました。

 

体操の先生が、すぐに、女の子を子どもたちの前で、「〇〇ちゃんのブリッジを見てごらん」とお手本としたのです。頭をつけないで、きれいに反り返った体を他の園児たちは、「すご~い!」と言いながら見ています。そして、自分たちも、彼女を手本にして、練習スタートです。

 

体操教室でのニューヒロイン誕生に、うれしい気持ちになりました。4月から始まったばかりの体操教室ですが、これからも、まだまだ新しいヒーロー、ヒロインが出てきてくれることでしょう。

 

ニューヒロインの5歳女の子は、ふだんは見せない「ドヤ顔」です。(笑)

 

さて、よく言われることですが、学校の生徒指導の先生が最初にチェックする場所は、昇降口だそうです。「靴箱の靴がちゃんと揃っているか・・・靴のかかとの状態はどうか」が、問題発生のサインだそうです。

 

学校で楽しく生活するために、ロッカーや靴箱などの使い方を担任からきちんと教えることが、きれいな状況を生むだけでなく、様々な問題発生を防ぐことにつながるそうです。

 

キーワードは「立ち止まって考える」です。

 

朝、昇降口に靴を入れた時に「かかとがそろっているかな?」「はみ出ていないかな?」など、立ち止まって靴を見る習慣をつける。ロッカーにランドセルを入れる時も「肩ひもがはみ出て友だちが引っ掛かることがないかな?」と立ち止まって考える。

 

この「立ち止まって考える」は、友だちと仲良くするための魔法の言葉でもあります。

 

自分の気持ちを伝える時に「相手はどんな気持ちになるかな?どんな言葉を使ったらうまく伝わるかな?」と少し立ち止まって相手のことを考えてから話をすると、仲良く生活できますね。

 

交通事故防止も、立ち止まって見ることが大切です。そして、これは、子どもたちの世界に限らず、私たち大人にも当てはまります。どちらかと言うと、猪突猛進型の私には、耳が痛い話ですが・・・(笑)、どうですか・・・時には「立ち止まって考える」ことをしませんか。