教師の秘伝

梅雨の中休みは、気温が高くなります。来週の「どろんこ遊び」イベントの準備を子どもたちと行いました。田植えの前のようなドロドロの土の中で、洋服のまま遊ぶのですが、今日は、どろんこ広場の草取りと、土を掘りおこして柔らかくします。最後まで、手伝ってくれた園児は、汗びっしょりです。(笑)

 

さて、本日「教師の秘伝」という冊子が届きました。待ちに待った一冊です。

 

これは、川崎市立川崎小学校の校長、吉新(よしあら)先生が、「主体的・対話的で深い学びの実現」のために書かれた内容です。アクティブラーニングの重要性は、今の教育の世界では当たり前になっていますが、具体的にどうすればいいのか・・・全国の先生が、自分なりの答えを模索しながら試行錯誤しているのが現状です。

 

この一冊は、そのバイブルと言えるものです。保育園の園長の私が、どうして、わくわくしながら、ページをめくっているかと言うと・・・寺子屋での学び合いも同じだからです。幼児のアクティブラーニングにも大いに参考になります。

 

さっそく、ラーニングピラミッド(学びのピラミッド)の三角形の図が出てきました。内容は、これからじっくり読むことにして・・・今日は、吉新校長先生のメッセージを聞いてください。

 

「子どもたちは先生次第です。先生のすることをよく見ています。私たち教師にとって大切なのは、指導の技術や理論以上に、人としての教師の姿です。『一人も見捨てない』先生の姿勢を、子どもたちに伝えることです。そのことが、良い教育が良い社会をつくっていくことにつながります。そして、教師が自分に誇りを持てるようになるのです。」

 

黒板に立つ教師の一方通行の授業では、どこかの基準の学力の子どもにターゲット置かざるを得ません。「一人も見捨てない」ということは、わかる子もわからない子も「学び合い」をすることが、基本の考え方です。

 

この本については、今後のブログの中で紹介できればと思っています。