今日は、母の四十九日法要を自宅で行いました。人は亡くなった後、7日毎に閻魔大王の裁きを受け、49日目に極楽浄土へ行けるかどうかの判断が下されるといわれています。生前の行いと、今日の家族の祈りで、母は仏となり、極楽浄土へ導かれたことでしょう。
同時に、これまで使用していた白木位牌から本位牌に魂を移し、仏壇の開眼法要も行いました。法事を仕切る経験がない私にとっては、初めてのことだらけですが、お坊さんの話を聞きながら、三途の川をうろうろしていた母が、ようやく仏となって、あの世に導かれたと思い、安心して仏壇に手を合わせます。
仏壇には、ご本尊となる仏像が真ん中で、これからの家族を守ってくれるとのことですが、ご本尊の顔を見ていると、なぜだか心が落ち着きます。穏やかな顔をしています。
さて、日曜日の今日は、大河ドラマの他に「PTAグランパ2」というドラマを楽しみに見ています。私にとっては、PTA活動が人生の大きな転機となり、サラリーマンから保育園のおやじ園長となったのですから、PTAがらみのドラマは、外せません。(笑)
今日は、ドラマの最終回で、子どものためにPTAがあるという、ハッピーエンドだったのですが、私は、PTAにかかわるまでは、学校時代の友人と会社関係の仲間だけの、狭い人間関係の中で生きてきました。
ところが、PTAによって、凄い親たちとの出会いがありました。凄いというのは、素敵なという意味です。不登校の生徒の居場所として自宅を開放する棟梁や、重度の肢体不自由
の子を持ちながらも、前を向いて頑張るママなど、多くの素敵な親たちから影響を受けました。
PTA活動ですから、学校の先生や、地域で学校を支える人たちとの交流も、当然生まれます。サラリーマンの私が出会ったことがなかった多くの大人たちがそこにいました。
保育園での子どもたちが、他の園児の影響を受けて成長する姿を何度も見てきた私ですが、これは、そっくりそのまま、大人の世界にも当てはまるのです。
もし、あなたがサラリーマンだったら、1つだけでいいので、会社以外の世界に足を踏み込んで、そこで頑張る人たちから影響を受けてもらいたいですね。大人になっても、まだまだ成長という伸びしろは、たくさんあるものですね。