ここ数日、保育園のあるショッピングセンターでも、国産の「完熟アップルマンゴー」が売られています。価格は1個2000円・・・気軽に食べられるものではありませんね。
デパ地下の果物コーナーや、千疋屋、新宿高野などでは、1個5000円以上のつややかで真っ赤なアップルマンゴーを目にします。「いつか食べたいな~」と思って、何年も経っています。(笑)
マンゴーは、今や、特別な南国フルーツというよりも、夏の定番フルーツになり、様々な種類が店頭に並び、普通に食べられるようになってきました。日本の気候では、露地栽培は難しいので、宮崎県の日南市や沖縄県宮古島などで、ハウス栽培がメインです。
実が熟したら、枝を離れて1個ずつネットに落ちるのが、「完熟マンゴー」だそうです。糖度が高く、宮崎県では特別な基準を満たしたマンゴーは、「太陽のタマゴ」というブランドで、付加価値が高いそうです。
実は、マンゴーの栽培は、今から4000年以上前の紀元前からインドで行われていたそうです。インドのアルフォンソマンゴーは、マンゴーの女王と言われるくらい有名ですね。
原産地の熱帯地域では、マンゴーの受粉昆虫は、ハチではなくハエだそうです。気温が高すぎるためにミツバチなどが生息できず、開花後の腐敗臭を出すことで、ハエを受粉昆虫にしているとのことです。ちなみに、日本でのハウス栽培は、イチゴのハウス栽培のように、ミツバチが受粉昆虫です。
マンゴーの切り方は、「花咲カット」と呼ばれています。真ん中の平たい種を避けて、魚の三枚おろしのように切り、両側の二つだけを使います。それぞれ、果肉にナイフでさいの目状に切り込みを入れ、皮の方から押して反り返らせて食べます。
一応、マンゴーは「ウルシ科」の植物ですので、果汁で皮膚がかぶれることもあるので、要注意です。ともあれ、この夏も、完熟アップルマンゴーは「見てるだけ~」で、手の届く価格のマンゴーを楽しむことにします。