100人が副校長・教頭を辞める!?

新年度もあっという間に1ケ月が過ぎようとしています。色々なことがありましたが、何と言っても、体操教室のスタートは、子どもたちにとって大きなインパクトになっています。毎週金曜日が、お楽しみの日となっているようです。

 

今日も寺子屋園児は、エアートランポリンを使ったサーキットトレーニングで、汗びっしょりです。始まって1ケ月ですが、今後どのように発展させていくか・・・体操教室の担当の先生とも相談しながら進めていきます。

 

さて、文科省の調査によれば、公立学校の副校長、教頭が降任を希望する人が増えているそうで、平成25年からは、毎年100人を超えているそうです。

 

副校長、教頭に必要な力は、責任性や使命感などの意識面を除けば・・・

「危機管理能力」「校長の方針を理解し、具体化する」「人間関係調整力」「苦情処理能力」などが、挙げられます。

 

もうお気づきですね・・・副校長、教頭先生には、教育の専門性や知識よりも、「対人能力」「実務能力」が求められるのが、現実のようです。それならば、民間出身者から登用すれば・・・となるのですが、民間出身の校長先生は全国で78人もいるのに、副校長・教頭はわずか5人だそうです。(平成29年度)

 

副校長、教頭の仕事は、教員との距離が近く、学校全般のことを知らなくてはいけないので、民間出身者が勤めるのは難しいと言われます。しかし、人間関係調整力や苦情処理能力などは、民間出身者の超得意分野でもありますね。

 

子どもたちは、学校を卒業すれば、社会という「よのなか」に出ることになります。「よのなか」を教えてくれる民間出身者が、学校で活躍できる環境が、副校長、教頭のポジションでも広がっていくといいですね。

 

まずは、副校長、教頭が2人いる、大規模の学校ならば、1人が民間出身、1人がたたき上げ教員のベテランというペアで、学校に新しい風を吹かせてくれるでしょう。これからの学校は、「よのなか」を教えることが得意な先生が増える事だけは、間違いありません。