人生よかったカルタ

卒園式が終わり、保育園の新年度がスタートして1週間が経過しました。4歳男の子のパパは、卒園式のDVDを見て、我が子の卒園は2年後ですが、すぐに号泣してしまったそうです。そして、新たにスタートした体操教室については、多くの保護者から期待の言葉をいただいております。

 

また、平成29年度の「おもいでアルバム」が完成して、昨年度の子どもたちの活動の様子を振り返ってもらっています。親子で、楽しいイベントや頑張った発表会の写真を見ながら、今年度への目標を見つけているのかもしれません。

 

今回の卒園児も、学童には行っているものの、小学校のスタートは明日の入学式からです。何組で何先生になるのか・・・保護者も一緒に、期待を膨らませていることでしょう。

 

さて、「人生よかったカルタ」が、今話題になっているそうです。子ども用と大人用の2種類があり、絵札に書かれたネガティブな出来事を「よかった」と捉え、その理由を考えることでプラス思考を身に付けるトレーニングができるのが特徴です。

 

例えば「転校してよかった」カードに対する回答例は、「新しい友だちがたくさんできたから」・・・「仲間外れになってよかった」カードでは、「一人ぼっちの人の気持ちがわかったから」・・・「ぬかるみで靴がドロドロになって良かった」カードでは、「新しい靴を買ってもらうチャンスが来たから」・・・といった具合に、回答者が、良かった理由を自分で考えるのです。

 

このカルタを使って授業を行った小学校では、「毎日の学校が楽しくなる・・・勉強がわかりやすくなる・・・やる気がどんどん出てくる・・・友達と仲良くなれる・・・ひとも自分も好きになれる・・・あきらめないで続けるようになれる・・・」など、子どもたちの行動が良い方向に変わったと言います。

 

このカルタは、「陰陽思考」の考え方に基づいて作られているそうです。「陰陽思考」は、目の前の出来事をすべて受け入れ、その事実から良い側面を探す思考法のことだそうで、このカルタで遊ぶだけでプラス思考が育つというわけです。

 

自己肯定感が、世界の国々の中で、最低ランクと位置付けられる「日本人」です。あまり面白くないですね。子どもたちが、大人になるまでに、何度も困難と挫折と理不尽という壁に阻まれます。そんな時に、プラス思考を身に付ける癖があれば、状況を打開して、前に進めるようになることでしょう。

 

このカルタ・・・保育園の寺子屋でも使ってみるとします。