土曜日に学童で登園した卒園児が、「明日は上野動物園に行くんだ!」と楽しみに話をしていました。入場者数が日本一の動物園です。人それぞれの思い出が詰まっています。私も小学生の頃に中国から「カンカン」「ランラン」の2頭のパンダが初めて日本にやってきた時の大フィーバーは、今でも記憶に残っています。実際に昼寝をするパンダを数十秒だけ見ることができました。(笑)
実は、今から136年前の3月20日に、上野動物園が開園しました。日本で一番古い動物園です。都内の環境で、500種類以上、3000頭以上の動物がいます。この数は、名古屋の東山動物園に次いで多いそうです。
上野動物園の西園と東園を結ぶモノレールがありますね。私も子どもが小さい時には、歩いて行けるのに「モノレールに乗りた~い!」というリクエストに答えたものです。この都営モノレールも、日本初のモノレールだそうです。
長い歴史がある動物園ですので、悲しい事件も起きます。1936年に園からクロヒョウが脱走しました。猛獣ですので、警視庁の特別警備隊が出動するなど、大騒ぎとなったそうです。この年は、二・二六事件や阿部定事件もあり、それと同じように「上野動物園クロヒョウ脱走事件」は扱われたとのことです。
このクロヒョウ脱走事件の影響もあり、第二次世界大戦の時には、多くの猛獣が、戦時猛獣処分されました。そして、戦時中ですから、当然エサ不足となります。そこでも多くの動物が処分されます。人間がもたらした戦争によって、動物たちも人の都合に翻弄されます。
戦争が終わり、平和な世の中になって、いよいよパンダが日本にやってきます。今もこのパンダブームは「シャンシャン」に引き継がれていますね。
どうですか、あなたにとっての「東京都上野恩賜(おんし)動物園」の想い出は、どんなことがありますか。誰と一緒に行きましたか。
私は、1999年にオープンした「両性爬虫類館」がお気に入りの場所です。なぜか、見入ってしまうのです。(笑)