平昌オリンピックが開幕しましたね。アスリート達の姿から、私たちは大きな勇気をもらいます。そして、それぞれの国の人たちが、我が国の選手を応援し、「国」というものを意識する大きな機会でもあります。
保育園の子どもたちも、テレビを通じて、ウインタースポーツの素晴らしさを感じることになるのでしょう。そして、2年後には、東京でオリンピックが行われることを少しずつ教えていきたいですね。
さて、今日は「2つの勇気」の話をします。
1つ目は、「前に進む勇気」です。まさにオリンピックの選手たちが、困難な練習を乗り越えて、メダルをつかむ姿は、前に進む勇気の象徴でもあります。保育園の子どもたちにも、前に進む勇気は、あらゆる場面で見ることができます。
屋上遊びで、一番分かりやすいのが、補助なし自転車への挑戦です。自転車に乗る年上の園児に憧れる気持ちだけで、簡単に自転車に乗れるほど甘くはありません。最後は、自分との戦いです。勇気が試されるのです。
スポーツだけではありません。不安を乗り越え、つらいことにも立ち向かって進むことも同じです。子どもたちが大人になって、様々な困難に立ち向かう時に、前に進む勇気は、とても大切になってきます。
そして、2つ目の勇気とは・・・これは「踏むとどまる勇気」です。あと少しで山頂というところで、天候が悪化・・・リーダーの選択は、「下山し登頂をあきらめる」という場面です。ここで無理をすれば、全員の命が奪われるリスクを考えた選択です。
保育園の子どもたちを見ていると「〇〇くん・・・どうして、何も言わないでおもちゃと取ってしまったの?」と聞くと、「だって、〇〇〇くんだって、やってるもん」という返答です。悪いこと、ルールを破ることも、みんながやっているからという理由で、行動する園児が多く見られます。
どんなことがあってもやってはいけないという、強い意志を持つことが「踏みとどまる勇気」と言えるのです。
こうして考えると、二つの勇気があって、「前に進む勇気」は、多くの場面で見ることができますが、それと同じくらい「踏みとどまる勇気」も大切な事を私たち自身も、そして、子どもたちへも伝えていきたいですね。