今日は、昨日の寺子屋で作った手作り凧で、凧揚げをしました。屋上は、穏やかで気持ちの良い気候です。富士山だけでなく、浅間山も雪化粧をしていました。ほとんど風がなかったので、子どもたちは走るしかありません。何人かは、「疲れた!」と言って、別の遊びに切りかえていました。(笑)
さて、4月になれば、ピカピカの1年生が、ランドセルを背負い、背負われて登校する姿を見ることができますね。実は、このランドセル・・・小学生にとっては、とても重いのを知っていますか。
ある学童保育で、小学校1~3年生20人のランドセルの重さを量ると、何と平均で7.7キロだったそうです。
私が、学生の頃にバックパッキングで北海道を放浪していた頃、リュックサックの重さは、体重の1/3以下にするようにしていました。そうしないと、すぐにバテてしまうからです。山岳部などの訓練では、キスリングというリュックに体重の1/2の米や砂などを入れて、山登りの訓練をするそうです。
小学校1年生の体重は、20キロくらいです。どうですか、7.7キロのランドセルは、体重の1/3を超えていますね。これは一大事です。
最近のランドセルは軽量化しているのでは?と思われる方が多いでしょうが、実は、「ゆとり教育」の見直しで、2011年度以降の教科書のページ数は、ゆとり教育の頃と比べて、約35%も増えているそうです。写真や図を使ってサイズも大きくなっていることも要因とか。外国では、教科書は学校に置いて帰ることが普通のようですが、日本の場合は、「宿題」やら「音読」やらで、ほとんどの学校は、1日の時間割分の教科書をいつも持ち歩いています。
そこで、今日の寺子屋では、絵本を入れて、7.7キロにしたランドセルを子どもたちに背負ってもらいました。4月に小学生になる園児は、なんとか持ちこたえましたが、4歳男の子は、後ろに倒れてしまいました。寺子屋の実験でも「ランドセルは重い」が結論です。
教科書を入れるので、軽量化はなかなか実現できませんが、背中とランドセルを密着させるように、ベルトを調節して重心を背中に近くすることと、背中側に重いものを詰めるといいようです。
わが子のランドセルの重さ・・・一度量ってみてはいかがでしょうか。重いですよ。