保育園では、土曜日で園児が少なくのんびり過ごす日以外は、1日のうちに、誰一人泣かない日は、まずありません。今日も、3歳男の子が、登園時にママとの別れに大泣きです。まだ、3歳くらいまでは、明確な理由があったり、理由がわからないまま泣くことは、日常茶飯事です。
今日は、子どもが泣いた時の親の対応ということで、一般的な対処法を教えます。
0歳児のベビーちゃんなら、「泣くのが赤ちゃんの仕事だから・・・」と言いながら、泣いている我が子も可愛いものですが、年齢を重ねるごとに、「泣く」ことの意味や理由が変わってきます。しかし、子どもの成長過程において大事な感情表現が「泣く」ことですので、「悲しんだね」「イヤだったね」と共感し、「気が済むまで泣いていいよ」と言ってあげたいものです。
しかし、理由が分からないで、我が子が泣き続ける時は、イライラしますね。しかし、泣きやまないから怒るのはNGです。イライラが止まらなくなったら「ちょっと向こうに行くよ」と別室に移ったり、子どもと離れるのも、賢い対応です。
保育園ママにもよく見られることに「これをあげるから、もう泣くのはやめて・・・」は、よくありません。「泣けばママは何でもしてくれる」と子どもは思います。泣くことで、大人をコントロールしようとするのは、多くの子どもに見られることです。保育園の先生は、すぐに見抜いてしまいますが、親の場合は、「周りの目」などが気になって、ついつい言いなりになることがありますね。
こんな時は、怒ることなく、黙って見守るしかありません。4歳5歳になって、大人の冷静な話を聞けるようになっていれば、言葉で説明できます。
親が泣いている理由を考える時は、「ママや大人に対して泣いているのか?」「友だちに対して(ケンカやトラブル)で泣いているのか?」まずは、冷静に判断します。3歳以上になってくると、友だちとのトラブルで泣くことが多くなるので、泣き止んで落ち着いてから、「理由を聞く」というスタンスが親にあれば、子どもは、冷静に話ができます。
しかし、「どうせあんたが悪いことしたんでしょう・・」と言った、一方的な決め付けで、子どもの話をろくに聞かないと、ますます、親子の信頼関係が崩れていきますね。
「泣くこと」「ケンカをすること」どちらも、子どもの成長に欠かせない行動です。年齢の違いや、何に対して泣いているのかを、親は冷静に「成長のチャンスだ!」と思うと、イライラも半減するのかもしれません。
みなさんは、我が子が泣いた時の対応は、どうですか?色々書きましたが、1つのマニュアルはありません。ただし、必ず言えることは、親は、まずは冷静に見守ることです。
「落ち着け!」「落ち着け!」ですね。