今朝のさいたま市の気温は、マイナス1度となり、この冬一番の冷え込みです。寒いだけでなく、いいこともあります。保育園の屋上は、天然のアイスリンクができていました。子どもたちは、フィギュアスケートの選手になったかのように、恰好だけ「トリプルアクセル」や「イナバウアー」を演じていました。
さて、昨日発生した、JR信越線での閉じ込め事故については、4両編成で430人という、かなりのお客様が乗車していたので、一晩をどうやって過ごしたのか・・・私も、気になって仕方ありませんでした。
幸い暖房などの電気の供給は大丈夫だったようですが、何と、乗客たちが交代で椅子を譲り合って、一晩を過ごしたそうです。ここら辺が、世界に誇る日本人の行動なのでしょうか・・・感動的な話ですね。
今日の話は、今年は明治維新から150年を迎えるという内容です。人間は、150年はさすがに生きられませんが、とてつもなく長い人類の歴史の中では、150年という時間は、あっという間です。しかし、日本では、この150年で、外国の文化が入り、新しい技術が生まれ、暮らしや食べ物も大きく変わりました。
明治維新の150年前は、日本は、アメリカやヨーロッパの国々に追いつこうと、西洋文化を進んで取り入れます。鉄道が開業して、蒸気機関車が走り始め、街頭にはガス灯がともります。ちょんまげをやめて洋服を着たり、肉食を始めたりしました。
日本人は、ただ真似をするだけではありません。西洋のパンとお饅頭の文化を組み合わせて、あんパンを考えたり、応用力で、日本の文化をつくりあげていったのです。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機の3種の神器が家庭に広まり、車に乗るようになったのもあっという間です。新幹線が開業し、コンビニが全国に乱立します。コンピューター、携帯電話、スマホと驚くほど速いスピードで、私たちの生活が便利になりました。
しかし、技術が進歩し、工業化が進むことは、自然を壊すことにつながります。こうなると、人々は環境を守ることを大切に考えるようになります。便利さ優先を見直し、ちょっと不便でもゆったりと暮らす「スローライフ」「スローフード」といった価値観も生まれました。
とにかく、この150年は、とんでもないスピードで私たちの生活が変わったと言えます。これから先については、5年先だってわからない時代です。
しかし、どんなに持代が進んでも、変わらないものが、人それぞれにあることでしょう。「あなたにとって・・・変わらないものは・・・変えてはいけないものは何ですか?」
たまには、考えてみるのもいいかもしれませんね。