日の出前のうす暗い中、新聞を取りに庭に出ると、何やら小動物が歩いています。「猫かな?・・・いや、タヌキか?・・・いや、たいがいタヌキと間違えるのは、アライグマだな~尻尾もあるし・・・いや、顔が変だぞ~真ん中に白のラインが入っている・・・なんじゃこりゃ!?これが、ハクビシンってやつか???」と、心で語っていると、フェンス越しにその小動物が、逃げていきました。
顔にある白のラインが忘れられません。すぐに、調べるとビンゴ!「ハクビシン」でした。そう言えば、何年か前に町内会の回覧板で、「ハクビシンに注意!」という内容があったことを思い出しました。「でも、どうやって注意するの?人を襲ったりするの?」という疑問のままでした。
「ハクビシン」は、外来種で夜行性の動物です。大きくなると、シッポの先まで1メートルくらいに成長するそうです。子どもの時からペットにすれば、人によくなつくそうです。(ペットショップで売っているのか知りませんが・・・)おとなしい性格で、人を襲うことはないそうです。
実は、今は都会にもハクビシンは住み着いているそうで、古い家の屋根裏などに住んでいます。農作物などの被害も深刻だそうです。人から見たら、けしからん動物なのでしょうが、ハクビシンだって生きていかねばなりませんね。私が見たハクビシンは、とても愛らしい顔でした。
ということで、予想外の小動物の発見に、朝から興奮気味のおやじ園長です。(笑)
さて、いよいよ今日が今年最後の保育園となりました。子どもたちの体調もすこぶる元気で、学童で登園する卒園児2名を含め、賑やかな教室です。朝から、トランプ、すごろくなど、保育園児だけでは難しい遊びを小学生がリードしながら、一緒に遊びます。ルールがまだ良く理解できていない3歳児が、トランプの順番を間違えても、小学生が、丁寧に教える姿を見ていると、なんだか、とてもうれしくなってきますね。「これぞ!学び合いだ!」と一人微笑む園長です。(笑)
今年最後の屋上遊びは、台風並みの強風です。しかし、この強風さえも楽しんでしまうのが、子どもたちの凄いところです。いつの間にか、追い風を背にした、大三輪車レースが始まっていました。追い風なので、凄いスピードが出ます。
また、小学生が、自転車で、白線の上をまっすぐ走るテクニック&安全走行のお手本を見せると、保育園児たちが、それに続いて自転車を走らせます。こうして、ただスピードを競う自転車遊びだけでなく、テクニックを身につける教室となったのです。
卒園児たちは、学校のある平日は、小学校に隣接する学童に通っているのですが、高学年の小学生と一緒だと、なかなか思うような遊びができず、ストレスもたまるようです。こうして、土曜日や冬休みになると、自分が育った保育園が、大切な居場所になっています。子どもたちにとって、居場所が複数あることは、これからのストレス社会で生きていくうえでは、必要な環境かもしれませんね。
今日は、お迎えの保護者とは、「今年を振り返って・・・」の話が中心になります。職員だけでなく、保護者の皆様も、この1年の我が子の成長を大きく感じていただいたようです。しばらく保育園はお休みですが、子どもたちには、素敵な年末年始を迎えて欲しいですね。