もう一つのクリスマス会

朝刊のコラムで、粋な文章を見つけました。

 

「過日、酒で粗相の多い人には絶好のおまじないを友人から聞いた。ウイスキーのラベルを見比べるのがいい、と。例えばアイリッシュはWHISKEY、スコッチや日本産はWHISKYと綴りが異なり、このKEYとKYがともに教訓を伝えるという。KEYが『節度の鍵』であることは察しがつくが、KYは? セクハラ、パワハラ・・・少しの不用意な発言や行いでも人生が転がりかねない世の中にあって、これが大事だと友は言う。酒席であれ、そもそもそうした人は、時代の空気が読めていないと。」

 

KY(空気読めない)という言葉は、何年前に流行ったでしょうか・・・もう忘れてしまいましたね。しかし、酒席だけでなく、ビジネスやすべての行動において、時代の空気を読めないと上手くいかないことが多いのが事実です。もちろん、時代によって、違う空気が流れているので、難しいところです。

 

さて、今日は、保育園の年長、年中園児を連れて、高齢者施設を訪問しました。クリスマスのパフォーマンスを行い、子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんたちと交流を図りました。

 

9月の敬老の日のイベントに、初めて訪問させていただき、これを機に、単発ではなく、継続的な交流を図っていくことになり、今回は、施設のクリスマス会の行事に参加させていただきました。

 

子どもたちは、先日クリスマス発表会をやったばかりですので、うたやよさこいソーラン節を披露しました。施設のお年寄りもサンタクロースの帽子をかぶっています。最初は、やや緊張していた子どもたちも、「お正月」のうたをおじいちゃん、おばあちゃん達が一緒に歌ってもらい、はっぴを着てソーラン節を踊る頃には、エンジン全開です。

 

そして、施設の職員によるパフォーマンスも楽しかったです。あの「ヒゲダンス」で、大いに盛り上がりました。そして、しゃぼん玉パフォーマンスでは、フライパン返しやハサミ、うちわの骨組み、ハンガーなどを使って、しゃぼん玉にチャレンジします。子どもたちは、いつも屋上でしゃぼん玉を楽しんでいますが、「こんなのでも出来るんだ~」と大喜びです。

 

今回も、子どもたちがいるだけで、涙するお年寄りがありました。まだ、5歳、6歳の子どもたちが、人生の大先輩に、こんなにも大きなエネルギーを注ぐことができるのです。そして、子どもたちも、お年寄りとの交流で、自分がヒーロー、ヒロインになったような気持ちになっています。とても、意義ある交流となりました。

 

早くも次の機会が待ち遠しくなってきました。