クリスマス発表会は、いよいよ第2部の幕が上がりました。「よさこいソーラン節」です。卒園児3名が、今日は応援に駆けつけてくれました。みこしをかついで、観客席の後ろから登場します。これは、「気合」を入れるパフォーマンスでもあります。園児たちの踊りが始まると、卒園児たちは、舞台下で大漁旗を振ります。
「よさこいソーラン節」は、運動会で行う予定でしたが、雨天中止となってしまったので、より完成度を上げてクリスマス発表会で披露することにしました。子どもたちは、はっぴ、はちまきの凛々しい姿で迫力のパフォーマンスです。「素晴らしい!」の一言です。幕が下りても、いつまでも会場の拍手が鳴りやみませんでした。
「組体操」も運動会で行う予定だった内容をさらに、難易度を上げました。ピラミッドが完成し、倒立、飛行機が成功した時には、拍手がピークに達します。そして、全員で行う「波」の演技は、練習ではほぼ失敗でしたが、本番は、ここぞ!の大成功です。演技中は、子どもたちの顔に笑顔はありませんが、最後に、ホッとしたのか、何人かの園児に笑みがこぼれました。
合奏「お正月」のメインは、年長園児のピアニカ演奏です。最初は、なかなか上手に演奏できなかった園児も、今日は見事な演奏です。この1週間は、先生が何も言わなくても、年長の誰かが音頭を取って、自主練習をしていたのです。「発表会でいい演奏をする」という目標のために、園児が自分で考えた行動です。うれしいですね。
そして、クリスマス発表会最後の演目が「さるかに合戦」の劇です。「かさじぞう」と共に、毎日練習を重ねた演技です。「練習なんていやだ~も屋上でたくさん遊びたい」と言っていた園児が、「早く練習を終わらせて、屋上で遊ぼう!」に変わっていきます。早く終わらせるには、1回でOKをもらわねばなりません。
そんな子どもたちの練習を日々見守っていた先生たちは、すでに胸が熱くなっています。最後の最後まで、子どもたちは練習以上の演技を見せてくれました。今回のクリスマス発表会は、舞台裏で様々なハプニングがありましたが、こうして、保護者席からの大きな拍手を持って終わることができました。
厳しい練習を積み重ねた日々・・・舞台に上がった経験・・・パパやママたちが喜んでくれた実感・・・まだまだ挙げればキリがありませんが、子どもたちは、たくさんの財産を手に入れ、それが成長の大きな糧となりました。
やり遂げたことへの自信が、子どもたちをさらに大きくさせます。しかし、これも、子どもたちが、自らの力でつかみ取ったことです。心から「よく頑張った!」と言ってあげたいですね。
そして、ありがとう・・・と