今日の産経新聞(東日本版)に「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」が紹介されました。記事の内容は、このホームページのトップ「長ねぎの収穫の画像」の下にあるナビゲーションの中の~おやじ園長の本「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」~をクリックしてください。
とても無難な記事ですが、朝から、「〇〇という雑誌社ですが、園長先生の本を取り上げたいのですが・・・」という電話が、数件ありました。お金がかかるので、丁重にお断りしていますが、さすが、全国紙ですね。昨今はネット社会ですが、新聞パワーは健在です。
さて、面白いデータがありました。13~15歳の青少年は、どの学校に通っているか。との問いに対して、日本では、ほぼ100%が中学ないしは高校ですが、諸外国ではそうではありません。
韓国では、7.8%(13人に1人)。アメリカでは4.1%(24人に1人)が、大学や大学院に籍を置いています。イギリス、ドイツ、フランスなども同様です。これは、優れた才能を持つ者は、年齢に関係なく大学に入学できる「飛び級」の制度が普及しているからです。
日本でも飛び級の制度はあるそうですが、「高校に一定年数以上在籍したこと」(学校教育法90条)という条件なので、10代前半の青少年が大学に入ることはできません。日本の義務教育段階では、原則、落第もなければ飛び級もない「年齢主義」になっています。
よくテレビなどで、「天才少年」として、優れた才能を発揮する子どもたちが紹介されますが、飛び級制度があれば、10歳にて大学生・・・という子どもだって出てくるかもしれません。
さぁ~みなさんは「飛び級」について、どう思われますか?
私も、良いとか悪いかの判断はつけられませんね。義務教育の目的は、「調和の取れた人間形成」と言えるのでしょうが、金太郎飴のごとく、均質な「イエスマン」人間を育てる必要はありません。
これからの社会には、バランスに欠けていても、特定分野の才能がずば抜けた逸材が活躍する場面が多くなっていくでしょう。しかし、バランスのとれた人も必要ですね。
ホワイトきゃんばすの異年齢保育は、「飛び級」に近い面もあります。幼児期に、自分よりも2歳、3歳年上園児と過ごすことは、大きな成長につながることは間違いないことでもあります。
日本では、まだまだ「飛び級なんて、公平ではない!」なんて言う議論が生まれるかもしれませんね。あなたなら、どう考えますか・・・