今日は、屋上ファームで、長ネギの収穫をしました。夏前に子どもたちが苗を植えたネギです。草取り以外は、そのまま成長するのを見守るだけでしたが、市販のネギの3倍くらいの太さです。白い部分は少ないですが、青い葉も一緒に、鍋にすると「必ず美味しい!」と食べる前からわかります。(笑)
子どもたちも、先日収穫したサツマイモと違って、簡単に引っこ抜けるので、一人で何本も収穫を楽しんでいます。6歳男の子が「生でかじって食べたい!」というので、挑戦する園児が5人・・・甘さも辛さも両方味わえました。
今日のお土産は、泥付きのままのネギです。スーパーで売っているのは、きれいに洗ったネギですが、子どもたちには、洗うところから楽しんでもらいます。ネギは、嫌いな野菜の上位にランクされますが、自分で収穫したネギは、なぜか食べることができるのです。不思議なものです。(笑)
さて、突然ですが、皆さんは真珠と言うと何を思い浮かべますか?三重県の伊勢志摩で、アコヤガイをつかった真珠の養殖をイメージする人が多いと思いますが、日本には、淡水真珠があるのをご存知ですか。
わずか、年間で80キロほどしか生産されていません。イケチョウガイを使った養殖ですが、約70キロが茨城県の霞ケ浦で生産されているそうです。残りは、琵琶湖です。淡水真珠の特徴は、人口の核を挿入しないことから、真円ではなく、様々な形状になるそうです。世界に二つとない生き物が作り出す宝石として知られています。
茨城県立土浦第一高校では、海外でも生かせるビジネスプランを研究しています。1年生は、全員参加で、2年からは、約40人が海外研修を行うそうです。それが、淡水真珠の養殖です。地元霞ケ浦ならではの研究ですね。
二枚貝であるイケチョウガイで、湖沼の水質を改善しながら真珠を養殖し、利益を生む仕組みです。生徒たちは「水質浄化を兼ねた持続可能なビジネスモデル。海外の水質汚濁を抱える地域でも、この仕組みが役立てば・・・」と夢を描きます。
これは、ただの、理科の実験ではありません。この取組みを経験した生徒たちは、将来仕事を通じて社会に貢献するようになることでしょう。ビジネスモデルまでの提案は、社会で生きる力や問題解決能力の養成につながります。
生徒たちは、現実的でビジョンのある取組みだからこそ、やりがいを感じているようです。素敵な取組みですね。