ママにクリスマスケーキをプレゼント

クリスマス発表会の「劇」の練習が始まりました。寺子屋園児が行う「さるかに合戦」と寺子屋&2歳児で行う「かさじぞう」です。先生がセリフを言って、それぞれの役でのセリフ合わせを行います。楽しく演じる子どもたちを見ていると、今年の発表会も期待が高まります。

 

さて、今日の寺子屋は、「グループで話し合って、ママにプレゼントするクリスマスケーキを1つだけ決めて、その理由も一緒にリーダーが発表してください」です。

 

クリスマスカタログを見ながら、4チームの話し合いが始まりました。グループ討議は、寺子屋では、何度もやっているので、リーダーを中心に、「あれこれ・・・」話が盛り上がっています。

 

「リーダーが、みんなの話を聞いて、どのケーキにするのか決めてね。グループで1つのケーキだから、一番理由がちゃんとしているのを選んでください」と1回だけ、園長が口をはさむ以外は、子どもたちだけで話し合います。いつもなら、意見が割れてもめることが多いのですが、今回は、リーダーやサブリーダーの手腕もあり、すんなりと1つのケーキが決まりました。

 

Aチーム「ぶどうやメロンなどフルーツがいっぱい乗っているので、ママが喜ぶと思ったから・・・」

 

Bチーム「生クリームをたくさん使っているので、自分も食べたいと思ったから・・・」

 

Cチームは、口数が少ないリーダーを5歳女の子のサブリーダーが、上手にフォローしていました。カットしたケーキの断面をみせながら、「ケーキの中にもイチゴがいっぱいあるので、ケーキを切ったらママがビックリすると思ったから・・・」

 

そしてDチームは、5歳女の子リーダーの感動の発表です。「ケーキがとてもかわいくておいしそうだったからです。そして、もう一つ理由があります。このケーキを食べたらママが笑顔になると思ったからです」

 

私は思わず感動で、言葉を失ってしまいました。他のチームの園児たちも、その理由に感動したようで、自然と拍手が起こりました。Dチームのメンバーはドヤ顔です。

 

自分で考えて自分で答えを出すことと、チームで意見が分かれた場合、話し合って1つに決める事は、幼児にとっては、かなり難しいことですが、今日は、すばらしい話し合いが、リーダー、サブリーダーを中心に行われました。

 

園長も、思わず心の中で、拍手喝さいです。(笑)