小学校にプロジェクトチーム!?

今日は、本年度後期の健康診断を行いました。何と、泣き虫園児ゼロという快挙です。白衣の先生・・・聴診器を首から下げて・・・子どもたちにとっては、「注射かも・・・怖い!」という条件反射となるところですが、頑張りました。(笑)

 

提携医の話では、夏に手足口病が流行し、季節外れのインフルエンザも一部の小学校で発生したものの、今は、流行の病気もないとのことです。この冬、保育園でのインフルエンザ発症がゼロの奇跡を祈ります。

 

さて、プリジェクトチームと言えば、民間企業などが、新たな取組みなどを行う際に、プロジェクトチームを発足させ、リーダーやメンバーのモチベーションアップにより、画期的な提案を引き出す・・・というイメージが強いですね。

 

私も若きサラリーマン時代に、社長直轄のプロジェクトチームのメンバーに抜擢され、ドヤ顔で取り組んだものの、結果を出せず解散・・・という苦い思い出があります。(笑)

 

羽田空港の近くにある大田区立出雲小学校では、「生活習慣」「家庭学習」「すき間学習」「授業改善」の4つのプロジェクトチームを立ち上げて、子どもの確かな学力向上を目指しています。生活習慣や家庭学習というテーマは、保護者とのつながりを強化しないと実現できないですね。

 

公立の学校で、ここまで明確なプロジェクトチームでの活動は、なかなか見られません。出雲小学校では、本年度、重点的に取組んでいるのが「授業改善」だそうです。

 

学校では、なかなか他の先生の授業内容を見ることが少ないです。自分も授業をしているし、自分のやり方にこだわる先生が多いのもその理由です。しかし、いい授業はどんどん共有していくことが、生徒、児童のためになることは言うまでもありませんね。

 

出雲小学校では、すべての主任教諭が行う授業を参観し、協議する研修をおこなったり、各教員が「自己点検票」を週ごとの指導計画と照らし合わせて、毎週金曜日にチェック

するなど、まさに、授業改善への取組みが行われています。

 

先輩の仕事を盗み・・・時には反面教師とし、自分の仕事のスキルアップにつなげる・・・これは、会社などの組織で仕事をする上での、セオリーですね。学校だって同じです。子どもたちのために、保護者や地域を巻き込み、自らの授業のレベルを上げていくのです。出雲小学校のホームページを見ると、その具体的な取組みを「研究推進だより」の中で、しっかりと公開されています。素晴らしいですね。

 

テレビドラマの影響で、「アクティブラーニング」という言葉が、学校関係者だけでなく、一般へも広まっているそうです。「先生が黒板の前で教える」という授業から「生徒、児童たちが、自分の意見を言い、学び合う」授業への関心がますます大きくなっていきます。先生は教える人ではなく、生徒同士が学び合える環境を作る演出家というイメージです。

 

この出雲小学校での研究発表会が、明日行われるそうです。先生たちのプロジェクト・・・注目ですね。