これは、キッザニアでの話ではありません。
「抹茶ケーキやワッフルは売れそうだから、仕入れる数を増やそう」
「利益率を〇〇%と見込んで販売価格を決めよう」
「融資計画を提出する時はとても緊張し、これをやっている大人はすごいな、と思った」
「価格設定は算数より難しい」
「良い接客態度で全部買ってもらえればと思う」
「実際の社会を学んでいるような気がする」
埼玉県狭山市の小学校が、「洋菓子店」「花屋」「飲料店」など出店する店を「会社」に見立てて12社を設立。商品の仕入れ、資金借り入れ、販売など、店の運営すべてを小学生が行い、武蔵野学院大学の大学祭で実際に出店したそうです。
この取組みは、大学や金融機関の協力を得て10年以上前から行われているそうです。
書面にした計画を地元の銀行に提示して融資を押し込み、認可されると借用書にサインをして現金1万8000円を受け取ります。そして、この資金で賞品を仕入れ、看板も制作し大学祭で一般客を相手に販売するのだそうです。
目的は、流通や経済の仕組みを学びながら、自分で考えて行動し、やり抜く大切さを体験することです。
どうですか・・・小学生ですよ。あっぱれですね。
子どもたちが、やがて社会に出れば、「仕事をする」ことから避けては通れません。できれば、やりがいのある仕事に就けた方がいいですね。保育園では、園児のママやパパは様々な仕事をしています。個人情報的に問題がない範囲で、私は、子どもたちに仕事の話をたくさんします。
まずは、世の中には、たくさんの仕事があることを理解し、次に、大人になったら、どんな仕事をしたいか・・・もちろん、大人になるまでに、何回も変わるでしょうが、小さい頃から、多くのイメージが持てるようにしたいですね。
そのためには、私たち大人が、子どもたちに仕事の話をいっぱいしないといけません。楽しい話も、厳しい話も色々ですが、子どもたちが「仕事がしたい」と思わせることが大切ですね。