私が小学生の頃は、男の子が将来なりたい仕事のナンバーワンは、ダントツでプロ野球選手でした。サッカー含め、今のようにスポーツの選択肢も少なかったからかもしれません。
そして、応援する球団は、巨人が圧倒的に多かったのですが、野球の楽しみは、選手個人のプレーでした。私も、子どもながらに、王選手のホームランに興奮し、まだ新人だった、中日ドラゴンズの田尾選手にサインをもらってからは、彼の活躍を追い続けました。少し大人になると「江夏の21球」に酔いしれます。
日本人が大好きなフレーズ、「侍」という言葉は、これらの個性的な選手に当てはまります。日本代表「侍ジャパン」には、この侍たちが結集して、強いチームができたという意味も込められているような気がしますね。
さて、選挙が近づいてきました。私の次女が、今年18歳になったのですが、なぜか「投票券送ってきた?選挙行くから・・・」と積極的です。政治に関心があるのか?選挙で投票するという体験をしたいのか?真相は謎ですが、個人と政党と2つの投票をするので、「ちゃんと、政策を読んで、自分の考えをもって投票するんだぞ・・・家族の中で投票する人が違ってもいいんだ」と父としてはアドバイスするだけで、あとは自分で考えて投票すれば良しです。
選挙が、小選挙区制となってからは、複数の当選がなくなったので、候補者は「党代表」という意味合いが強くなってきました。そして、実力がなければ、無所属議員が当選するのは難しい時代になりました。
政治の世界では、党の政策に合意できなければ、排除される時代です。「侍」という個人よりも組織が優先されます。しかし、本当に強い組織は、同じ組織の中で、反対意見が飛び交うような議論ができる・・・自分の考えを言える風土がある・・・と言えますね。
この選挙では、あえて「侍」に投票しようと思っています。(笑)