ある地域で行われた夏まつりのシーンです。当日受付を担当したお母さんが、ある傾向に気がついたそうです。
受付で缶ジュースを3種類並べて「好きなものを選んでね」と小さい子から、中学生までに声をかけたそうです。すると、友だちと来ている子どもは、自分で缶ジュースを選びます。しかし、ママやパパと来ている幼児や小学校の低学年児童は、自分で選べないことが多かったそうです。
少し、話が大きくなりますが、「人生は選択の連続だ」と私は、人生の後輩たちに偉そうに言います。(笑)・・・皆さんも自分の人生を振り返ってみてください。自分の強い意思で選択をした事は、今でも「これで良かった!」と思うことが多いですが、流れに任せて、なんとなく進めてしまった事は「後悔している!」ことがあるのではありませんか。
ジュースを自分で選べなかった子どもたちの様子は、ふだん保育園の園児を見ている私には、容易に想像がつきます。たいがいが、親がなんでも決めてしまう環境にある子どもです。子どもが、やがて大人になって、選択の人生を歩んでいくにあたって、子ども自身が選ぶことの大切さを親がどれだけ意識することが重要ですね。
今日の屋上遊びは、自転車の練習が、さらに過熱しています。今まで、自転車に見向きもしなかった5歳男の子が、補助付き自転車に乗っています。4歳男の子も急にトレーニングバイクの練習を始めました。自転車に乗れるようになった4歳男の子は、一人でスタートする練習を続けています。4歳女の子は、まだ上手に乗れない姿を他の園児に見られたくないようで「今日はやらない!」と言います。
これらの園児たちは、すべて、今日の屋上遊びを自分で選択しているのです。「自分で選ぶ人生は楽しいよ!」と、いつもノウテンキに人生の後輩たちに言っている私ですので、こんな子どもたちの遊び方が頼もしく見えます。(笑)
我が子の「選ぶ力」をより大きくするのは、親次第ですね。今からでも遅くありません。