コラボレーション力

今日の屋上でのシーンです。昨日、自転車に乗れた4歳男の子・・・しかし、スタートは一人ではできないので、まだ自信満々とはいきません。今日も補助有り自転車を選択しました。

 

「〇〇君・・・昨日せっかく補助なしに乗れたんだから、今日も練習しない?」と言うと、それを聞いていた、自転車に乗れる4歳女の子が、「私が教えるから~」と、一緒に練習を始めました。園長はその姿を見守るだけです。

 

難しいこぎ始めだけは、手助けして、あとは、自分の力で、昨日よりも長い距離を走ることができました。ハンドルさばきもできています。手助けした女の子の「がんばれ!」の声に励まされて、男の子の自信がさらに深まったことでしょう。先生の指導よりも、他の園児の影響力が上という、保育園ではよくあるシーンですが、とても、うれしい光景ですね。

 

さて、今日は、「コラボレーション力」の話です。「よのなか」を渡り歩くには、色々な力が大事になってきますが、その一つが「コラボレーション力」と、最近はよく言われます。

 

私たちも、今では、当たり前のように「コラボする・・・」という言葉を使うようになりました。共演するとか合作という意味ですが、テレビを見ていると「初コラボ!」「異色のコラボ!」「夢のコラボ!」「最強コラボ!」なんていう、表現が当たり前になっています。異業種の企業同士がコラボレーションしたり、ブランドが雑誌とコラボレーションするのは、今の時代では、違和感なく行われています。

 

私が、民間企業で中堅の営業マンとして、ある程度の仕事を任されていた時に、当時の上司からは、「とにかく、社内のあらゆる部署を巻き込むんだ。この仕事は、お前一人の力ではとうていできない。多少、話を大げさにしてもいいから、この仕事の重要性をあらゆる部署にわかってもらえ。ただし、お前が真ん中になって進めるんだぞ!」

 

今思えば、この教えも、社内の各部署とコラボして、いい仕事をしろということだったのかもしれません。自分一人の力など知れているので、様々な部署の様々な角度からの「目」を活かせる力が、大切だということです。

 

現在、皆さんが勤めている会社とは全く畑違いの異業種の企業に大きなヒントがあることは、今では、驚くことではありません。また、大きな会社になればなるほど、社内折衝に骨が折れますね。社内を縦断するコラボ力が問われるのです。

 

さんざん「コラボレーション力」が大切と言いましたが、どうすればいいかは、自分で考えてください。(いつもこのオチですみません)