今日は、夏の甲子園の決勝戦でした。そして、夏の甲子園では初めて、埼玉県の代表である、花咲徳栄高校が優勝しました。もちろん、個人的には、この学校とも球児たちとも何の関係もありませんが、郷土代表を応援するという、高校野球はいいものですね。
実は、保育園には、広島出身のパパママがいます。どちらを応援するか迷ったようですが、やはり「広島」に決めたようです。ママは悔しがっていました。
また、保育園に毎月集金に来る信用金庫の担当者は、花咲徳栄高校出身です。先月は、甲子園出場で大いに喜んでいましたが、まさかの甲子園優勝に、今日は酒場で盛り上がっていることでしょう。
甲子園については、それぞれの方々の思い入れがあるでしょうから、これくらいにしまして、今日は、最近では経験がないくらい「衝撃的な感動を覚えた・・・」ドラマの話です。先日のNHK大河ドラマです。
私の記憶では、大河ドラマで「はりつけにされて、槍で突かれ、血を吐いて死ぬ」シーンなど、見たことがありません。たいがいは、主人公クラスの死は、美しい演出がつきものです。
しかし、見る側の私たちは、今回のシーンは、ただの「残酷なシーン」とは映りません。「嫌われ政次の一生」というタイトルですが、高橋一生さん演じる小野政次が、井伊を守るために、あえて裏切り者としての人生を選択したのです。人生は、選択の連続ですが、この政次の選択は、壮絶なものでした。
その気持ちを理解し、「日の本一の卑怯者と未来永劫語り継いでやる」と政次を槍で突くことを自ら選択する「おんな城主直虎」を演じる柴咲コウさんの演技も凄まじかったですね。
互いに罵り合っていながら、心の中では、「ありがとう」という会話がなされています。私には、こんなシナリオなど、怖くて書けませんね。実際にこの大河ドラマの脚本家は、このストーリーを書いて、しばらく寝込んでしまったそうです。二人の役者の演技が、さらに、このシナリオに魂を注入したと言えます。
次のストーリーを見るのが、怖いような・・・ワクワクするような複雑な心境になりますね。みなさんは、どう思いましたか・・・。