「目的地の明確化」って大事?

今年のプールは、とてもアクテイブです。大きなプールの中へ、園児を肩に乗せて、背中から投げ飛ばす・・・プロレス技の「デットリードライブ」というのですが、今日も「えんちょうせんせい・・・でっとりーどらいぶやって・・・」と何人もの園児が催促するのです。

 

大きな水しぶきが「バシャーん」でも、子どもたちは、スクット立ち上がって、満足顔です。今日は、2歳になったばかりのおてんば娘も挑戦しました。もちろん、この手の遊びが苦手な園児もいるので、園児それぞれの遊びを尊重します。

 

さて、今日は、ある教頭先生の話を聞いてください。

 

「学校現場では、目的地(児童・生徒に身に付けさせたい力)がはっきりしないと、児童・生徒は迷い、その場所にたどりつけない。だから、授業には必ず目的地が必要だ。目的地にどうやって到着させるのかを考えることこそ教師の究極の仕事である。教職員が校長の学校経営方針を理解し、校長・教頭の見守る中、ベクトルを同じくして進むことができれば最高である。」

 

これを読んでからは、私のイライラが止まりません。(笑)

 

「子どもたちは、明確な目的がはっきりしないまま、失敗と迷走を繰り返しながらも前に進む。途中で、目的が変わることだってある。しかし、大事なのは、人から言われた目標ではなく、自分で決めた目標である。先生の仕事は、子どもたちを目的地に到着させるには?を考えるのではなく、子どもたちが、自分で考えて、自分で見つけた目的地に到着するよう見守ること。個性をぶつけ合い、違いを認める中で、ベクトルを同じにするのではなく、色々なモノサシがあることに気がつくのが大切なことである。」これが、よのなかを経験したおやじ園長の考えです。

 

はい。どちらの考え方も、正解とか間違えではありません。それを決めるのは、教師であり、子どもたち自身です。

 

でも、人に決められたことじゃなくて、自分で決める人生の方が、数倍も幸福なのは、間違いありませんね。