「早寝早起き朝ごはん」という国民運動が始まって10年が経ったそうです。日本人には、すっかり定着しましたね。これは、科学的にも証明されているのですが、経験上でも、よく寝て朝ご飯を食べた子は、元気で機嫌がいいし、学びに向かう姿勢もあり、何より、友だちとの折り合いが付きやすいですね。
さて、最近重要だと言われることが「早寝早起きで脳育て」です。「脳育て」というと、「おりこうさん脳」を作るために様々な知的活動を思い浮かべるパパママも多いでしょうが、本来は、規則正しい生活で、健全な「からだの脳」を作るほうが重要です。
規則正しい生活は、「自然に眠くなり自然に起きる」ことが基本です。本来は、規則正しい生活を送ることを知育活動よりも優先しなければならないのです。食べることや眠ることは、命に直結すること。そのくらいの意識を持って、生活リズムを整え、子どもの脳を育む必要があると言われています。
できれば、5歳くらいまでに、寝て起きて食べる、その当たり前のことがきちんと自律してできる子どもになって欲しいですね。幼少期に睡眠のサイクルが乱れていた子どもは、大きくなって何らかの悪害が現れやすいことが様々なデータで証明されています。脅しではありません・・・
健全な睡眠時間を確保するには、まず寝る前にテレビやスマホを見せないこと。そして、重要なのは、親の都合に子どもを合わせないことです。寝かしつけの時間に、パパが帰宅して子どもが興奮するようなら、パパの帰りを早めるか遅くするか・・・そのくらい、子どもの睡眠に親が合わせる覚悟が必要です。
子どもが、なかなか寝ない時のママの「イライラ」や「ピリピリムード」もマイナスだそうです。気持ちはわかりますが・・・。
最後の手段は、ママも一緒に早寝をしてしまう!・・・こんなママを私はたくさん知っています。(笑)