ローカル線の旅

昨日、今日と、いつもの中学時代からのおやじ仲間で、ローカル線の「飲み鉄」の旅を満喫してきました。今回のメインは、只見川の景色を楽しむ「只見線」と阿賀野川の絶景を堪能する「磐越西線」の旅です。昭和の時代から走るディ―ゼル車に乗り、ゆっくりと進む旅です。

 

新潟県の越後湯沢の先、小出(こいで)から「只見線」が始まります。大宮から小出までも、新幹線を使わずに、在来線で行きます。乾杯の国産ワインと限定ビールと地酒とお酒にはこだわります。(笑)

 

「只見線」は、新潟県魚沼市と福島県会津若松市を結ぶ約135キロのローカル線です。日本の鉄道の中でも1番と言う人が多い、車窓からの景色が素晴らしい路線です。しかし、東日本大震災と平成23年7月の豪雨により、橋げたが川に流されてしまい、只見と会津川口間がバス代行運転で、未だに全線開通がなされていません。俳優の六角精児さんなどの呼びかけで、3年後を目標に、全線開通が決まったそうです。

 

さて、小出から会津若松までは、途中代行バスに乗り換えて4時間近くかかります。場所によっては、窓を全開にして(窓が開くタイプの気動車です)、只見川と緑の景色を満喫するのです。只見川は、濃い緑色をし、水深がとてもあるので水温が低く、途中何度か、川面に霧が発生する幻想的な風景を目にします。鉄道マニア(いわゆる撮り鉄)が、沿線の撮影スポットで、カメラを構えていました。山あいの中をゆっくり進むディ―ゼルカーは、昭和の香りがいっぱいで、何とも言えない満足感を得るのです。

 

もちろん、この感覚を理解できる人は、少数派かもしれませんが(笑)・・・こんな旅もたまにはいいものです。この日は、会津若松東山温泉に宿泊します。

 

そして、今日は、会津若松から新潟県の新津(にいつ)まで、磐越西線に乗ります。この路線は、週末にはSLばんえつ物語号が走ることでも有名です。会津盆地の見事な田園風景を堪能し、阿賀野川の流れに沿って、ディ―ゼル車はのんびり走ります。単線ですので、途中の行き違いに26分停車なんてこともあり、待ち合わせ時間には、ひなびた駅前を散策するなど、時間を忘れる瞬間です。(笑)

 

最後は、保育園の子どもたちが大好きな、新幹線MAXの2階席で、「長岡の次は大宮」で、あっという間に帰ってきましたが、保育園の子どもたちには、MAXの話ではなく、ローカル線や蒸気機関車の素晴らしさを伝えたいと思う、おやじ園長です。(笑)