ピアノの発表会

先日の日曜日、ピアノの発表会を初めて聴きに行きました。私の長女も次女も吹奏楽部でしたので、よく娘たちのコンサートには顔を出し、さも、音楽に精通している風の父を演出したものです。(笑)

 

今回は、保育園の4歳男の子の発表会です。実は、ママがピアノの先生で、その母も1979年からピアノ教室を主宰しています。ピアノ教室が主催する発表会のピアノ・エレクトーンコンサートが、さいたま市北区にあるプラザノースの大ホールで行われたのです。今回が19回目ということで、これだけ長く続いたのも、親子2代の指導者の人徳です。

 

オープニングは、男の子のママこと、〇〇先生の演奏です。大河ドラマ「おんな城主直虎」のテーマ曲です。先生には、今年3月の卒園式で、卒園児入退場、園長の手紙朗読のBGMのピアノ演奏をしていただきました。発表会では、優しいママの姿はどこにもなく、凛々しい先生の姿がそこにありました。力強く、堂々とした演奏に身震いするほどです。

 

 そして、トップバッターが4歳男の子です。今回の発表会では最年少です。演奏後、本人に聞くと「よくできた!失敗なし!」と嬉しそうでした。この経験は、大きな自信につながることでしょう。月曜日からの保育園での姿も堂々としています。

 

小学校3年のお姉さんも14番目に、登場しました。小学校3年生なの?と疑うくらい、素晴らしい演奏です。弟曰く、「お姉ちゃんは、ママに教えてもらわなくても、一人で練習してるんだよ・・」の言葉通り、すでに、ピアノが上手になるために自分が何をするべきか、分かっています。恐るべし、小学校3年生です。

 

幼児から小学校6年生までの32組の演奏を聴きました。途中、緊張のあまり演奏が止まってしまった女の子・・・でも、何とか最後まで弾き終わった時の大きな拍手に笑顔を取り戻します。

 

イケメン男子が、華麗な演奏を奏でます。「この子は、きっとモテモテの男子になるだろうな~」と独り言・・・ドレスアップした女の子の中には、歩き方も・・・その笑顔も・・・まるで、プロのミュージカル女優のような子もいました。トリを務めた、輝(きらら)ちゃんの演奏は、圧巻です。(驚!)

 

子どもたちにとっては、発表会までの地道な練習が、一番大切であるのは言うまでもありません。しかし、その練習の目標がこの発表会ですね。今回の発表会のように、年に何度かの節目に、子どもがグーンと伸びる瞬間があるのです。

 

保育園では、運動会にクリスマス発表会です。目標を持ち、それに向かって日々努力をする・・・これは、大人も子どもも変わりないことです。